京成電鉄のページ

2024年3月3日 更新


車両図鑑  3150形以後の各形式の写真を掲載しています。またモニの作業風景も掲載しました!3300形葛飾観光PRラッピングはこちらです。
特集  いろいろなレア写真集、京成ちはら線と各駅、芝山千代田駅、期間限定で改名された市川ママ駅、京成110周年ヘッドマーク、キャプテン翼仕様の四ツ木駅の画像があります。
現状のダイヤと列車番号について  No.30時刻表をもとにして、現状のダイヤ等の分析を行いました。
なお駅間最高速度はNo.22時刻表の時のものです。現在ではこの他に「快特」が記載されています。
種別幕&方向幕特集!  No.24ダイヤ改正に向けて幕や液晶(表示)が交換されました。新旧共に紹介します。なおNo.24ダイヤでは「(成田空港方面)佐倉」が登場しましたが、No.25ダイヤでは消滅しました。。
駅端撮影ガイド  自分の備忘録も兼ねて、京成各駅の駅端の撮影結果を報告しております。なお今後完成目指して頑張っていく所存です。
 2000/07 より画像サイズを 320*240 にしております。そのため見づらい箇所があるかと存じますが、御了承くださいますようお願い申し上げます。

1.京成電鉄車両図鑑

 2020/4現在、新AE形、3000形、3700形、3600形、3400形で車両の改造が行われています。
(1)前照灯LED化:新AE形は終了。3000形で進行中。
(2)方向幕フルカラーLED化:3000形、3700形で終了。
(3)運用番号フルカラーLED化:3000形の一部
(4)SR無線:新AE形、3000形、3700形で進行中。
(5)Keisei Free Wi-Fi:3000形、3700形、3600形、3400形で進行中。
(6)SIV更新:3700形で進行中。
(7)3700形のシングルアームパンタ交換:進行中

 枚数が多く、ここで表示させるとページの表示の完了までかなりのお時間がかかってしまいますので、形式毎に別ウインドウでご紹介する方式に変更しました。また編成毎に常時表示するのは代表的な1枚だけにとどめ、それ以外の画像はリンクを設置しました。
 形式名をクリックすると、その形式を紹介する新しいウインドウが開きます。
3150形
(全廃)
3200形
(全廃)
3300形
(全廃)
3400形
3500形 3600形 3700形 新3000形(3050形)
新3100形(3150形) 新3200形 AE100形
(全廃)
新AE形
モニ
(全廃)
その他(3100形・行商列車・作業車)     

            

2.特集

京成!KEISEI!
雪の宗吾検車区 雪の宗吾検車区
雪を被った宗吾検車区。
運用離脱したAE100形 宗吾検車区
新旧AE交代期。左の写真のAE100は休車。
調整中 Adjusting
ダイヤが乱れている時に撮影した「調整中」表示。
[アクセス特急|蒲田] [アクセス特急|蒲田]
箱根駅伝1/3の京急蒲田の踏切対策で運転された蒲田行。高架化に伴い終了。
京成運転開始100年ポスター1 京成運転開始100年ポスター2
京成運転開始100年ポスター3 AE100AE168FとAE形のすれ違い!
 一時期昔の京成電車の写真が車内に展示されていた。  AE100のシティライナーとAEのモーニングライナーがすれ違った。上下どちらかがちょっとズレることが多く、難易度が高い。本来はもうちょい後ろで並ぶ。
(東中山)
3021と3006のすれ違い AE1と3023のすれ違い
新三河島駅は結構上下の電車がすれ違うので楽しい。
AE1と3023のすれ違い うすい〜佐倉の謎の・・・・
 ターボ君こと3668Fと3024Fが並んだ。検見川も定時ならもうちょい幕張寄りですれ違う。
(検見川)
※現在はもうターボ君は千葉線に入線しません。
 うすい〜佐倉で見られる謎の樹木。
遅延 遅延
只今遅延中・・・・
3011とN831のすれ違い 3031と3032のすれ違い
京成検見川でのすれ違い。右は3031Fと3032Fのすれ違い。
AEとAEのすれ違い みどり台で京成車同士のすれ違い
 所定の位置でAEのシティライナーとAEのモーニングライナーがすれ違った!
(東中山)
 ダイヤが乱れたため、本来日中はあり得ないみどり台で京成車同士がすれ違った。定時ならもうちょい稲毛寄りで京成車と新京成車がすれ違う。
(みどり台)
青砥での並び 3500形8連特急
 北総9128F9121と京成3005F。車両的には3005Fの方が新しいが、デザインとしては9121も斬新だ。
(青砥)
 2017/8/30撮影。最近はとってもレアな3500形8連特急。
(大久保)
3500形8連特急  2018/11/3撮影。またまた3500形8連が組成されたが、なんと普段中閉じ込めの3512Fがいつ以来の先頭を務めた。
(大久保)
AE7千葉線走行! AE7千葉線走行!
 2021/7/17、千葉〜船橋開業100周年でAE車が上野→千葉中央をイベント列車としてS99で運転された。試運転を含めて5回目でやっと撮影出来た。
(みどり台〜西登戸)
 長居はせず、あっという間に回送で折り返して行った。千葉線に8連は違和感がある。
(西登戸〜みどり台)
京成ちはら線と各駅
千葉寺駅 千葉寺駅
 千葉寺駅の使われていないホームに掲示されている、京成ローザの映画の広告と、千葉中央のカットハウスの広告。ちはら線は単線で、全線複線化できるよう用地は確保され、路盤も整備はされているが、複線化されることはあるのだろうか?  ちはら線が単線のため、ちはら台と大森台以外の駅にある次の列車の方向を示す掲示板。千葉寺駅では相変わらず「大森台方面です」になっている。
学園前駅で4連の並び 学園前駅で4連の並び
 2018/11現在、4連は金町線(全日)、本線(1往復)、千葉線(B51で平日3往復、B53で全日医1往復)が運転されるのみ。千葉線では平日1日1回学園前で並びが見られるが、いよいよ12月7日が最後となる。3500形同士の並び。
(学園前)
 2018/11現在4連は3516F、3524F、3536F、3540F(芝山)、3668Fの5編成のみ。この日は3668Fが運用され、スカートがなく帯の位置が違うので、雰囲気の違う画になった。
(学園前)
大森台駅 おゆみ野駅
 大森台駅の下りホームには、昔の名残で上りの出発信号機が残っており、通電されている。しかし使うことはあるのだろうか。学園前駅にもある。  おゆみ野駅にある、6両編成用車掌用雨よけ屋根。学園前の上りにもある。
ちはら台駅 ちはら台駅
 ちはら台駅から、延伸される見込みがなくなった方向を見る。右側の2番線は電留線の入場及び出発信号機がある。1番線は線路は延びているが、信号機はない。  右が1番線、左が2番線。離れて左側は非電化だが、作業用車が入線する。
ちはら台駅 ちはら台駅
 作業線は作業用車を下から点検できるようになっている。  ちはら台駅は、当初は京成成田のように2面3線を予定していたものと思われる。
ちはら台駅  ちはら台駅のおゆみ野方の線路脇に広大な土地があり、電留線でも作るのかな?と思っていたが、巨大ソーラーパネル群が建設されていた。
芝山千代田駅
芝山千代田駅 芝山千代田駅
 運良くLCD搭載車に当たったので、芝山千代田の表示を撮影できた。  文字数の多い表示だ。
芝山千代田駅 芝山千代田駅
 駅の改札にはクリスマスツリーが飾ってあった。  駅のホームから飛行機が見えるのもこの駅の特徴である。
芝山千代田駅 芝山千代田駅
 赤信号なのにお飛行機が離陸して行った!>違うって  下手っぴだが、トンネルを出た直後にこんな感じで飛行機が撮影できる。これは移動中。
芝山千代田駅 芝山千代田駅
 東京モノレールからも飛行機が見えるが、芝山鉄道も負けてはいない。  おおっ!タラップを使った乗り降り。
芝山千代田駅 芝山千代田駅
 飛行機が芝山鉄道を見ている!>んな訳がない  ちょっと移動しただけで風景画思い切り変わる。
市川ママ駅!
市川ママ駅 市川ママ駅
 2019/4/27〜2019/5/12まで、期間限定で市川真間駅が「市川ママ」駅に変更されている。  母の日にちなんで、初の実施です。
市川ママ駅 市川ママ駅
 ちゃんとカーネーションも描かれています。  しかし、強烈ですね。さすが京成!
市川ママ駅 市川ママ駅
 お母さんと記念写真を撮れ!なんでしょうか?しかしトイレの脇とは・・・・  調子こいて1箇所だけ京成パンダが登場しています。
市川ママ駅  「真間の手児奈」という昔話があるぐらい、この土地には言われがあるのですが・・・・
 市川市民はどう思っていますかね?
京成110周年記念HM
京成110周年記念HM 京成110周年記念HM
京成110周年記念HM 京成110周年記念HM
四ツ木駅 キャプテン翼
四ツ木駅 四ツ木駅
四ツ木駅 四ツ木駅
四ツ木駅 四ツ木駅
四ツ木駅  説明不要のサッカー漫画「キャプテン翼」の原作者高橋陽一先生の出身地は四ツ木。京成が「サッカーの聖地」四ツ木の世界観を楽しんでもらうために装飾した。

3.現状のダイヤと列車番号について

 2022/11/26ダイヤ改正で、京成のダイヤは大きく変更されることになった。ここではその特徴を見ていこう。

<主な改正点>
・スカイライナーが日中1時間間隔で新鎌ケ谷に停車する。
 これでスカイライナーは速達便(上野・日暮里・2ビル・成田空港)と、途中停車便(上野・日暮里・青砥・新鎌ケ谷・2ビル・成田空港)に分かれ、後者はほぼ1時間に1本の設定になる。両者では所要時間に5分の差が生じる。
・金町線、千原線、東成田線、芝山鉄道で日中ワンマン運転開始。
 平日は10〜16時、土休日は9〜17時に、3500形4連と3668Fを使ってワンマン運転を実施する。なお金町線では混雑時にツーマン運転になることがある。車両の差し換えは不定期に行われる。千原線では千葉中央で乗務員が交代する。調べたところワンマンだけの運転士の仕業がある。
・三崎口・京急久里浜発着列車の押上線内快速特急を特急に変更。
・平日朝京成高砂→京成津田沼で普通1本減。
・平日夕成田→佐倉で2本増。

 なお京急車の京成本線運用は、平日83H、土休日81Hで残った。なお成田スカイアクセス線アクセス特急運用は土休日だけである。

 おまけで、これを書いている時点(2923/11/3)で、2023/11/25ダイヤ改正の話が聞こえているので記載しておく。
・成田空港発22時台でスカイライナーを1本増発。なお22〜23時に出発するスカイライナーは全て新鎌ケ谷、青砥に停車する。
・成田空港発通勤特急最終列車を、快速に変更し、行き先を上野に変更する。

<本線のパターン>
・A快速特急 京成上野〜京成成田 1本
・A快速 京成上野〜京成佐倉 1本
・K(TH)快速 西馬込〜羽田空港 2本
・普通 京成上野〜京成臼井 1本
・普通 京成上野〜京成津田沼 1本
 成田空港へ直通する列車は西馬込発着の快速に変更され、京成沿線と成田空港を結ぶ足としての性格を強くした。
 津田沼以東の優等列車は40分に1本になり、この影響で京成臼井往復も1本運転区間が京成津田沼までに短縮された。
 船橋競馬場、東中山、京成小岩、千住大橋では乗車チャンスが拡大した。

<押上線のパターン>
・アクセス特急(都営線内優等) 羽田空港〜成田空港 1本
・快速特急 三崎口〜高砂 1本
・快速 西馬込〜成田空港 2本
・普通 三崎口〜青砥 1本
・普通 羽田空港〜印旛日本医大 2本
・普通 羽田空港〜青砥 1本
 羽田空港〜高砂の快速特急が普通に格下げとなり、その代わりに三崎口〜青砥の普通の1本が快速特急に格上げされた。

 また平日夜ラッシュで、下りはこれまで快速特急中心で、遅い時間帯に特急と通勤特急だったが、快速特急・特急が交互に運転され、遅い時間帯は通勤特急や快速が運転されるようになった。

 深夜の成田空港発通勤特急上野行は西馬込行に変更され、快速高砂行(6連)は普通に格下げとなった。また普通宗吾参道行が増発された。

●スカイアクセス線
(1)新AE型スカイライナーが、160km./h運転で走る。成田空港〜上野を44分で運転し、京成本線経由の最速より15分短縮した。矢切〜印旛日本医大は最高速度130km/hで運転される。成田スカイアクセス線の区間においては、全線で最高速度制限付きのC-ATSで運転される。北総線も待避可能駅とその前後についてはC-ATSが設置された。京成本線、押上線、千葉線、ちはら線は全線でC-ATS設置が完了した。
(2)京成3050形(原則として。運用の都合で3000形や3700形が代走することもある。)が最高速度120km/hでアクセス特急として運転される。なお北総線内も印旛日本医大〜矢切が120km/h運転である。
(3)根古屋信号所で上下線の待ち合わせや通過待ちなどが発生するが、日中は解消されている。
(4)都営5500形がアクセス特急で成田空港へ運用されるようになった。京急600形、新1000形(1169Fまでの8連編成)も土休日に成田空港へ乗り入れるようになった。勿論120km/h運転である。
(5)(4)以外の北総車、都営車、京成車、京急車は印旛日本医大までの運転である。
(6)スカイライナー、アクセス特急については、北総線内も京成乗務員が運転する。

●京成本線
(1)特急は朝晩のみの運転に。3000形、3700形の場合「京成本線経由」という表示が行き先と交互に表示される。
(2)上野線快速が千住大橋に停車するようになり、普通と接続する。
(3)京急車の快速成田空港運用が平日、土休日ともに設定されている。

●京成千葉線
 千葉線は平日10〜17時と、土休日7〜18時は新京成線松戸〜千葉中央の直通運転が実施され、京成車両は京成津田沼〜ちはら台の運転となり、京成津田沼では5番線の新京成線ホームからの発着となる。

●京成金町線
 金町線は高砂駅に専用高架ホームが完成して1日中線内往復となり、15分間隔に短縮されて増発され、4連2本が運用される。今回のダイヤ改正で73運用が高砂駅ホーム滞泊となったため、73→71の順に運用される。

 なお3500形4連だが、以下のように運用されている。
・81運用(平日) 宗吾参道→芝山千代田→成田 3500形4連と3668Fのための運用だが、時折6連や8連が代走することもある。。
・73運用→71運用 73で高砂出庫、夜は高砂駅で滞泊し、翌日71運用で高砂に入区する。高砂に4連の予備車は置かず、不定期に月に1-2回編成を差し替えている。編成は3/14より以下のとおり。
 3508F
 3516F
 3540F(芝山車)
 3668F(3600形唯一のVVVF車)
・時たま8連が不足すると、2+4+2の編成で平日A15、土休日A13運用に代走で入ることがある。代走は組まれても当日だけで終わることが多いため、情報が出たら必ずその日のうちに捕まえて欲しい。

 京成の車両運用だが、
(1)羽田空港に入る運用は3700形、3400形、新3000(3050)形に限定。3500形更新車も運用可能だが、現在8連の定期的な組成がなく、また8連が組まれても平日A15、土休日A13のため、可能性はほぼない。
(2)3600形は京急線へは乗り入れ出来ない(両端がクハなのが理由らしいが・・・・そのため両端が電動車である3668Fは入線実績がある。)。
(3)金町線は4連に限定。(柴又駅下りホームは6連が入線可能) 1日中2運用が線内のみを往復する。
 これ以外については特定の形式が限定運用されることはなく、以下の形式の車両が幅広く運用されている。

【列車編成】 具体的な車両番号は、写真のページにて御案内させていただきます。
●8連
・3400形3編成(3418F、3438F、3448F)
・3700形11編成
 3708F〜3728F、3758F、3768F、3788F、3798F、3818F、3848F〜3868F
・新3000形18編成
 3001F、3026〜3030F、3033F、3035F〜3038F、3041F、3042F、3050形3051F〜3056F
・新3100形6編成
 3151F〜3156F
●6連
・3500形更新車5編成
 <2021/8末現在>
 3504-3503+3554-3553+3502-3501
 3512-3511+3526-3525+3510-3509
 3524-3523+3528-3527+3522-3521
 3536-3535+3556-3555+3534-3533
 3548-3547+3552-3551+3546-3545
・3600形1編成
 3688F
・3700形3編成
 3748F、3828F、3838F
・新3000形29編成
 3002F〜3025F、3031F、3032F、3034F、3039F、3040F
●4連
 3500形:3516F、3524F、3540F
 3600形:3668F

※赤字はデジタル無線未取付

 2019年秋より16年ぶりの新形式車3100形が投入されることになった。公開されたイラストより、最初は3150番台が投入され、成田スカイアクセス線線用となる。帯に初めてオレンジ色を採用した他、座席の一部を折りたたんでスーツケース置き場にできる。LCDも2台に増やして、情報量を増やす。防犯カメラを各車両に3台設置。フリースペースを中間車に設置。プラズマクラスターイオン発生装置の搭載や、制御ソフトの改善で空調を改善する。無料Wi-Fiサービスも搭載する。2020年度以後も継続して投入される予定だが、これにより3050形が本線に回ってくる可能性が出てきた。あと8連で交換する予定があるのは、3600形4本、3400形5本の計9本だが、3150番台が6編成登場し、残りの3本で3100番台が登場するのだろうか?また3500形6連6本、4連4本、3600形4連1本の置き換えも3100番台だろうか?気になるところである。

 さて、列車番号は以下のように分類される。

【列車番号】 2022/2ダイヤ改正で少々変わりました!
 **A01〜A27 →本線優等(上野系統)8連
 **A31〜A33 →本線優等(上野系統)6連
 **B01〜B25 →千葉線関係の普通6連
 **01K〜11K →アクセス特急に絡む運用
 **51K〜91K →都営線乗り入れ列車(種別問わず)8連
 **01〜49 →本線普通6連
 **71〜73 →金町線普通
 **81 →本線普通4連(平日朝1往復のみ)
 **91〜97 →高砂〜上野8連普通
 S** →試運転、回送、団体
 ****T→都営車使用列車(種別問わず)
 ****H→京急車使用列車(種別問わず)
 ****N→北総車使用列車(種別問わず)
 **F→新京成の京成千葉線乗り入れ車(京成線内のみ表示)

 2019/12ダイヤ改正で、50番台を使っていた千葉線4連各停、本線4連各停の番号がなくなりました。6連運用が増えたので6連が50番台を使うと思いきや、過去と同じ49まででとどめています。デジタル無線取付準備工事をしている影響でしょうか。京成は過去には回送が少ない印象を受けましたが、最近回送が多く効率が悪いようだ。

 最初の2桁が出発駅の発車時刻の何時を、次の2桁が運用番号を表す。金町線や千葉線などでは同じ時間帯に2度出発することもあるので、その場合は最後に2度目がb、3度目がcをつける。bやcは千葉線、金町線、都営線西馬込〜泉岳寺等の区間で発生することがある。

 また本線優等列車から都営線乗り入れ運用に入ったり、その逆もあるので、下2桁の数字が1日中同じとは限らない。また成田方面から上がってきた快速高砂行きが、そのまま高砂で各停西馬込行き等になるなど、その逆もある。輸送力調整のための不思議なスジが何本か存在する。

 シティライナーは1月の土休日のみの運転になった。思い切った活用がなされず定期列車から消滅した。非常に残念である。
 個人的には現在の特急は惰行運転が多く、京急と比較すると緩慢な運転で、あまり速達性が感じられない。スカイライナーが北総線へ移動した上にシティライナーも廃止となったので、日中だけでも完全にパターンダイヤに出来ないものかと思う。153号ダイヤでは一部で特急の成田空港〜上野の73分運転が出来ていた。今は佐倉以東各停で77-79分なので、これでも速いのだろうか?また駅間最高速度はもう少し上げられる区間があると思われる。種別や車両自体の最高速度の向上が難しいのであれば、駅間最高速度の向上も1つの手段だろう。実際押上線で荒川橋梁の掛け替えと八広駅の待避線が完成して、八広→曳舟の最高速度が105km/hに向上し、上りは運転士によってはスピード感溢れる走りになった。多分青砥から連続で高架化されれば、立石→八広も105km/hになるのでは?と推測する。3700形、新3000形だとまだ余裕があるのだが、あの感じの設定を全線で実施すれば良いと思う。
 しかしここでも所要時間短縮のネックは成田空港〜第2ビル、成田湯川→第2ビルが単線であることと、3400形、3600形の性能が劣ることである。聞いた話では特急でも3300形の性能でスジを引いているらしい。新性能車の3700形が12編成、新3000形が18編成の30編成もあるのだから、A01〜A17の日中のA特急9編成と、成田空港・高砂・青砥〜羽田空港のエアポート快特に入る8編成の計17編成を新性能車限定にすればいいと思うのだが。

 スカイアクセス線については、根古屋信号所で待避する列車の場合第2ビルを出ると最初の信号で既に「抑速」(105km/h)であり、閉塞区間が長いため75km/h、45km/hでダラダラ走る時間が長すぎる。3050形はC-ATSになっているスカイアクセス線内では118km/h程度の最高速度だが、通常のATSである北総線内では120km/hまできちんと加速してキビキビ感があり、好感の持てる運転となっている。京急線内では現在は京成車は105km/h運転だが、120km/h運転は技術的には可能で、ダイヤ密度が高いが京急線でも実力を発揮できるはずである。車種が固定されないから105km/h設定なのだろう。ちなみに京成3000形、3700形、京急600形、新1000形は小室〜第2ビルでは130km/h運転も可能だと思う。京急に遠慮しているのかもしれないが、それだけでまた時間短縮が見込める。
 しかし京急新1000形は0→120km/hが50秒台なのに対して、京成3700形は65秒、3000形は70秒かかるらしい。20秒近く違うことになる。アクセス特急用はやはり京急並みに加速してもらいたい。新形式車が出るようだが、期待したい。

 現在本線で8連が停まれない駅は海神、中山だけとなった。今回のダイヤで、今後、本線に8連の普通が登場するかだが、両駅共に駅端に踏切があり、地元との協議が必要だろう。都営線直通車は全部8連になったので、あとは6連の快速を8連にする方が先だろう。

 車両の新製計画を見ていると、2019年度は新形式車8連2本、スカイライナー8連1本の予定。残る3600形8連は3本、4連が1本。3500形はまだ52両もある。3400形はスタンションポール増設が行われたので、まだ数年は走るのだろう。
 置き換え対象としては、
・4連 3500形3本+3600形1本 4本
・6連 3500形7本 7本
・8連 3600形3本、3400形5本 8本

 いよいよ2019年度は新形式車両が登場する。3000形、製造開始から14年が経った。悪い車両とは言わない。マジメによく作ってあると思うし、マイナーバージョンアップも実施されてきた。しかしそろそろ飽きてきた(笑)。新車には、マニア的観点かもしれないが、以下を考える。
(1)定速度制御の導入。スカイアクセス線や都営線、京急線で所要時間短縮が期待できる。
(2)高加速。京急新1000形並みに。
(3)ドア上LCDは全扉上に設置して、画面を2個にしてどちらのドアが開くかの表示とニュース・天気などの情報表示。
(4)エアコンのファンを座席部にも設置して能力の向上。3000形はエアコンが効かない感じがする。
(5)車内照明制御(25, 50, 75, 100%点灯)。
(6)遮光幕の電動制御。現在押上線で押上→高砂は遮光幕全開だが、逆方向は2枚閉が規定の取扱だそうで。トンネル手前で京阪や阪急のようにスイッチで閉められると、こんなに長い区間閉めなくても良い。また高砂〜矢切手前や成田湯川〜根古屋も閉める必要がないし。
 
 さて、駅間速度ですが、以下のとおりです。(一部未調査)
※現ダイヤでは、この他に通勤特急(5)と快特(7)があります。
 特筆すべきは、押上線の上りの優等列車の速度設定です。個人的には八広〜立石は100km/hにできると思う。
★ 曳舟駅高架化完成で、速度が向上しました。

区間名 下り 上り
ライナー
特急
快速
普通
ライナー
特急
快速
普通
上野−日暮里          55  55  55  55
日暮里−新三河島  70  70  70  70  85  85  85  65
新三河島−町屋  75  75  75  75  85  85  85  75
町屋−千住大橋  75  70  70  70  75  65  65  65
千住大橋−関屋  85  85  85  80  90  80  80  80
関屋−堀切菖蒲園  95  85  85  85  95  85  85  85
堀切菖蒲園−お花茶屋  95  95  95  90  95  95  95  85
お花茶屋−青砥  95  95  95  85  95  95  95  90
押上−曳舟 −−−  75  75  75 −−−  75  75  70
曳舟−八広 −−−  95  95  75 −−−  105  105  90
八広−四ツ木 −−−  95  95  75 −−−  100  100  75
四ツ木−立石 −−−  95  95  90 −−−  90  90  90
立石−青砥 −−−  75  75  75 −−−  70  70  70
青砥−高砂  65  60  60  60  70  60  60  60
高砂−柴又 −−− −−− −−−  55 −−− −−− −−−  55
柴又−金町 −−− −−− −−−  75 −−− −−− −−−  75
高砂−小岩 100  90  90  90 100  95  85  85
小岩−江戸川  95  90  90  85  95  95  95  85
江戸川−国府台  90  90  90  75  90  90  85  75
国府台−市川真間  90  90  75  75  80  75  70  70
市川真間−菅野  85  85  85  70  95  85  85  75
菅野−八幡  90  85  85  80  95  85  85  80
八幡−鬼越  85  75  75  75  80  75  75  75
鬼越−中山  90  90  90  75  85  85  85  75
中山−東中山  85  85  85  70  85  85  85  80
東中山−西船  85  75  75  70  85  80  70  65
西船−海神  85  85  85  85  90  80  80  80
海神−船橋  80  75  75  70  80  75  75  70
船橋−大神宮下 80 80 80 60  80  80  80  65
大神宮下−船橋競馬場  90  85  80  75  90  90  80  75
船橋競馬場−谷津  90  80  80  80 95 85 85 85
谷津−京成津田沼  95  85  85  85  90  80  80  80
京成津田沼−大久保  90  85  85  85  95 95 90 90
大久保−実籾 100  95  90  90  100 100 95 95
実籾−八千代台 100  95  95  95  105 95 95 95
八千代台−大和田 105 100 100 100 105  95  90  90
大和田−勝田台 105  95  90  90  105 95 95 95
勝田台−志津  100 95 95 95 105 105 95 95
志津−ユーカリが丘  105 100  85  85 105 95  85 85
ユーカリが丘−うすい  105 105  105  105 105 105  100  100
うすい−佐倉  100  95  90  90  95  90  90  90
佐倉−大佐倉  95  95  90  90  95  90  90  90
大佐倉−酒々井  95  95  95  95  95  90  90  90
酒々井−宗吾参道  95  90  90  90  100  95  95  95
宗吾参道−公津の杜  100  95  85  85  105  100  90  90
公津の杜−成田  100  95  70  70  105  90  80  80
成田−空港第2ビル  110  105 105  105 110 105 105 105
空港第2ビル−成田空港 55 55 55 55 55 55 55 55
成田−東成田 −−− 105 105 105 −−− 105 105 105
東成田−芝山千代田 −−− −−− −−− 80 −−− −−− −−− 80
京成津田沼−幕張本郷 −−−  95 −−−  95 −−−  95 −−−  90
幕張本郷−幕張 −−−  95 −−−  95 −−−  95 −−−  90
幕張−検見川 −−−  90 −−−  85 −−−  95 −−−  80
検見川−稲毛 −−−  95 −−−  90 −−−  95 −−−  95
稲毛−みどり台 −−−  90 −−−  90 −−−  90 −−−  90
みどり台−登戸 −−−  80 −−−  80 −−−  85 −−−  80
登戸−西千葉 −−−  85 −−−  75 −−−  90 −−−  75
西千葉−千葉 −−−  75 −−− 50 −−−  70 −−−  55
千葉−千葉中央 −−−  50 −−−  50 −−− 55 −−− 55
千葉中央−千葉寺 −−− −−− −−− 90 −−− −−− −−−  85
千葉寺−大森台 −−− −−− −−−  90 −−− −−− −−−  90
大森台−学園前 −−− −−− −−−  100 −−− −−− −−− 100
学園前−おゆみ野 −−− −−− −−−  90 −−− −−− −−−  90
おゆみ野−ちはら台 −−− −−− −−−  90 −−− −−− −−−  85

4.種別幕&方向幕特集!

 種別幕が新型、方向幕は旧型の組み合わせ。どうして同時に変更しないのかなぁ?
 両方共に新型。この方がまとまっていて良い。
 方向幕は旧型。上野や成田空港は英語が入っていた。
 種別幕は旧型。赤文字急行も見られなくなる。
 新急行幕。ダイヤ改正以後は見られないのでは? 赤電はバランス良く表示される。3700形だと種別幕はギリギリか英語が切れる。
 ダイヤ改正以後「特急」に統一されるため見られなくなる「エアポート特急」幕。
 ダイヤ改正に備えて「エアポート特急」幕を撤去した600形。しかしダイヤ改正以後は京急車の特急上野行きはなくなった。
 新しく開業した「芝山千代田」行き。でもこれで良いのだろうか?(爆)
 最近の羽田空港発佐倉行きの幕はこれ!(羽田空港発以外は通常の佐倉幕を使用)
 1月3日に、箱根駅伝の関係で2本だけ走った[快速|川崎]行き。
快速川崎行き駅表示
快速川崎行き駅表示
 駅のホームにもちゃんと掲示されました。