南海電鉄

2017年8月5日 更新

 南海は、3つの路線系統を持つ関西を代表する私鉄である。

1.路線
(1)南海線
・南海本線 難波〜和歌山市
・高師浜線 羽衣〜高師浜
・多奈川線 みさき公園〜多奈川
・加太線 紀ノ川〜加太
・和歌山港線 和歌山市〜和歌山港

(2)空港線 泉佐野〜関西空港

(3)高野線
・高野線 岸里玉出〜極楽橋
・汐見橋線 汐見橋〜岸里玉出
・鋼索線 極楽橋〜高野山

2.車両
 車両は以下のラインナップになっている。とりあえず2200系、2300系と、泉北3000系以外は撮影できているが、また撮影にいきたい。なお新大阪連絡線用にラピートの後継車が登場することも発表されている。楽しみだ。
 ●は南海線系統、★は高野線系統、■は南海線と、高野線橋本まで両用。

(1)特急車両
50000系(ラピート)
 1994年に登場。最高速度110km/h。VVVFインバータ制御。難波と関西国際空港を結ぶ特急形車両。先頭部のデザインが特徴的。6連6本が運用中で、3本がリニューアルされ機器更新がなされた。
10000系(サザン)
 設計最高速度120km/h。1995年に登場。4連5本が原則7000系、7100系と組んで運転される。
12000系(’サザン・プレミアム)
 設計最高速度120km/h。2011年に登場。VVVFインバータ制御。4連2本が原則8000系、9000系4連と組んで運転される。平日が11往復、土休日が12往復運転されている。なお泉北ライナー用12021Fも登場した。
30000系(ズームカー)
 1983年に登場。最高速度は100km/hである。4連2本が運用されている。高野線に入線するため、17m車である。非貫通の特急らしい先頭車が特徴。今も高野線の顔である。
★31000系(ズームカー)
 1999年に登場。最高速度は100km/hである。4連1本が運用されている。高野線に入線するため、17m車である。こちらは貫通型で、11000系りんかんに似ている。
11000系(りんかん)
 1992年に「りんかん」を橋本まで運転するために4連1本が製造された。最高速度100km/h。21m車体のため、高野線の橋本以南には入線できない。こちらは貫通型で、31000系に似ている。

(2)通勤形車両
1000系(2代)
 1992年より76両が製造され、5次にわたって製造された。
 1次車は24両、2次車は22両(ATS車上子の取り付け位置変更)、3次車8両、4次車6両、5次車12両、6次車4両(1051Fでシートピッチの変更、運転席がアナログ表示に戻され、軌条塗脂装置が設置されている。)という内訳である。
 6連10本(1本高野線用)、4連1本(高野線用)、2連6本(1本高野線用)に組まれて運用されている。新しいデザインを取り入れ、9000系の後継車としての位置付けである。設計最高速度120km/h。VVVFインバータ制御。
2000系(ズームカー)
 1990年に運用開始。17m車体だが、VVVFインバータ制御。「VVVFスームカー」と呼ばれている。
2200系(元ズームカー)64両が在籍しており、4連9本(4本高野線用)、2連14本(12本高野線用)が活躍している。最高速度110km/h。
★2200系(元ズームカー)
 2連3本が在籍する。17m車体で増結用。2203-2253が観光列車「天空」に改造された。
★2230系(元ズームカー22000系)
 1969年に22000系を改造して登場。17m車体で増結用。2連3本が在籍するが、支線運用専用のため、なんばには姿を見せない。
★2300系(ズームカー)
 2005年に登場。設計最高速度120km/hだが、営業最高速度は100km/h。VVVFインバータ制御。高野線乗り入れ車両で最新型になっている。2連4本が運用されており、それぞれに以下のような愛称がついている。2301F「さくら」、2302F「はなみずき」、2303F「しゃくなげ」、2304F「コスモス」である。支線運用専用のため、なんばには姿を見せない。
6000系
 高野線難波〜橋本で運用される20m車体の通勤形電車。1962年より運転されている。72両が在籍している。最高速度100km/h。
6200系
 1974年から製造された。6連6本、4連4本の52両が製造され、後に8000系からの編入車6521F(6連)、8200系からの編入車6551F〜6553F(6連、他形式と混結可能)が追加された。VVVFインバータ制御に改造されている。
6300系
 1970年から製造された6100系を改造して誕生。76両が在籍する。7100系のステンレス車体版と考えて良い。
7000系
 1963〜1968年まで90両が製造された。設計最高速度は120km/h。ドアが片開きである。廃車が始まっており、2015/7/20現在では4連4本、2連3本が在籍していたが、全廃となった。
7100系
 7000系のマイナーチェンジ車として登場。1963年から1973年にかけて152両が登場した。ドアが両開きになり、測窓が一段下降式窓になるなどの改良が見られる。
8000系(2代)
 4連13本が在籍。2007年に製造開始。最高速度110km/h。VVVFインバータ制御。
8200系
 6連3本が在籍。1982年に営業運転開始。設計最高速度115km/h。チョッパ制御。高野線橋本までの運転用として増備された。2015年に形式消滅した。
●8300系
 4連7本、2連8本が在籍。2015年に営業運転開始。最高速度110km/h。IGBT素子VVVFインバータ制御。騒音低減対策がなされている。
9000系
 1985〜1988年に製造された、オールステンレス車。4連5本、6連2本の32両が在籍している。最高速度110km/h。チョッパ車である。

(3)大阪府都市開発泉北高速鉄道
●3000系
 1975年に営業運転を開始した。高野線中百舌鳥から和泉中央を運転する大阪府都市開発泉北高速鉄道の車両であり、4+4=8連又は4+2=6連で高野線に乗り入れてなんばまで運転される。4
連8本(5本は泉北)、2連3本(2本は泉北)が活躍中。最高速度100km/h。未撮影。
5000系
 1990年に営業運転を開始した。高野線中百舌鳥から和泉中央を運転する大阪府都市開発泉北高速鉄道の車両であり、8連5本が高野線に乗り入れてなんばまで運転される。非貫通の前面が特徴。最高速度100km/h。GTO-VVVFインバータ制御である。
7000系
 1996年に営業運転を開始した。高野線中百舌鳥から和泉中央を運転する大阪府都市開発泉北高速鉄道の車両であり、高野線に乗り入れてなんばまで運転される。2連(50番台)1本、4連3本、6連2本が在籍している。非貫通の前面が特徴。最高速度100km/h。IGBT-VVVFインバータ制御である。
7020系
 2007年に営業運転を開始した。7000系の改良版。乗務員室の拡大、プラグ式外扉の廃止、VVVFインバータ装置の変更(3Lv-IGBTから2Lv-IGBTに)、前照灯がHIDに、その他多数の改良が施された。
特急車両 50000系(ラピート)
南海50000系ラピート 南海50000系ラピート
 50000系ラピート。側面を見ないと車番がわからないので、編成は不明。なんばから関西国際空港まで34分で結ぶ。6連6本が活躍中。
(今宮戎)
 関西国際空港へ向かうラピート。
(今宮戎)
南海50000系ラピート 南海50000系ラピート
 なんばまであと1駅。なんばへ向かうラピート。
(新今宮)
 この列車も写り込み等、撮影が難しい。
(新今宮)
特急車両 10000系(サザン)
10004F 10009F
南海10000系サザン10904 南海10000系サザン
 10004F10904。サザンで運用される指定席車。7000系の引退を記念し、旧塗装で走っていた。4連7編成が活躍中。
(今宮戎)
★ 今宮戎にて。こちら
 10009F10909。サザンで運用される指定席車。
(新今宮)
特急車両 12000系(サザンプレミアム) 
12101F 12102F
南海12000系12101 南海12000系12102
 12000系サザン・プレミアム12101F12101。4連2編成が活躍中。
(今宮戎)
★ 南海12000系12101、6200系6516、6300系6373が並んだ。こちら
 12000系サザン・プレミアム12102F12102。
(新今宮)
★ 今宮戎にて。その1 その2
特急車両 30000系(ズームカー)
南海30000系  30000系ズームカー使用の特急「こうや」。編成番号不明。4両編成2本が在籍する。
(新今宮)
特急車両 11000系(りんかん)
南海11000系  11000系11001F11991特急「りんかん」。貫通型の顔に赤と白のカラーリングが目を引く。4両編成1本のみ在籍。
(新今宮) 
南海本線通勤形車両 7000系
7017F 7037F
南海7000系7019 南海7000系7037
 最新の1000系と並んだ7000系7017F7017。4連16本2連11本が活躍中。、
(新今宮)
 7037F7037。2015年中の引退が決定し、この編成が旧塗装となりサザン10904Fと併結して運用されている。
(今宮戎)
★ 今宮戎にて。こちら
7047F 7049F
南海7000系7047 南海7000系7049
 南海7000系7047F7047。
(今宮戎)
 南海7000系7049F7049。
(新今宮)
7051F
南海7000系7051  南海7000系7051F7051。
(新今宮)
 7017との並び。新今宮にて。こちら
南海本線通勤形車両 7100系
7127F 7129F
南海7100系7127 南海7100系7129
 南海7100系7127F7127。2連。4連19本、2連19本が活躍中。
(新今宮)
※廃車。これまでのご活躍に感謝します。
 南海7100系7129F7129。4連。
(新今宮)
★ 反対側7130。新今宮にて。こちら
7133F 7153F
南海7100系7133 南海7100系7153
 7053と並んだ7133F7133。4連。並んで見ると側面の窓やパンタグラフなどが7000系と異なっているのがよくわかる。
(新今宮)
★ 新今宮にて。こちら
※廃車。これまでのご活躍に感謝します。
 南海7100系7153F7153。4連。
(新今宮)
7155F 7161F
南海7100系7955 南海7100系7961
 南海7100系7155F7955。2連。反対側4連は7139。
(新今宮)
 南海7100系7161F7961。2連。反対側4連は7163。
(新今宮)
7163F 7169F
南海7100系7964 南海7100系7169
 南海7100系7163F7964。2連。反対側4連は7175。
(新今宮)
★ 新今宮にて。こちら
※廃車。これまでのご活躍に感謝します。

 南海7100系7169F7169。4連。
(新今宮)
南海本線通勤形車両 8000系
8004F 8006F
南海8000系8004 南海8000系8006
 南海8000系8004F8004。4連9本が活躍中。
(新今宮)
★ 今宮戎にて8004。こちら
★ 反対側先頭車8104。今宮戎にて。こちら
★ 反対側先頭車8104。新今宮にて。こちら
 南海8000系8006F8006。
(今宮戎)
8008F
南海8000系8008  南海8000系8008F8008。
(新今宮)
南海本線通勤形車両 9000系
南海9000系9511  南海9000系9511F9511。6連。6連2本、4連5本が活躍中。
(今宮戎)
★ 9511。今宮戎にて。こちら
★ 反対側9512。今宮戎にて。こちら
高野線通勤形車両 6000系
6007F 6013F
南海6300系6007と6023 南海6300系6013
 南海6000系6007F6007。4連。6023と並ぶ。4連11本、2連14本が活躍している。
(新今宮)
※廃車。これまでのご活躍に感謝します。
 南海6000系6013F6013。4連。
(新今宮)
★ 今宮戎にて。こちら
※廃車。これまでのご活躍に感謝します。
6017F 6020F
南海6300系6017 南海6300系6020
 南海6000系6017F6017。4連。
(新今宮)
★ 新今宮で5509と。こちら
※廃車。これまでのご活躍に感謝します。
 南海6000系6020F6020。2連。6919とペアを組む。
(新今宮)
6023F 6029F
南海6300系6007と6023 南海6300系6029
 南海6000系6023F6023。4連。6007と並ぶ。
(新今宮)
 南海6000系6029F6029。4連。
(今宮戎)
6035F  
南海6300系6036  
 南海6000系6036F6036。4連。2192と並ぶ。
(新今宮)
※廃車。これまでのご活躍に感謝します。
 
6911F 6913F
南海6300系6911 南海6300系6032
 南海6000系6911F6911。2連。6022とペアを組む。
(新今宮)
 南海6000系6913F6032。2連。6913とペアを組む。
(新今宮)
6915F  
南海6300系6034  
 南海6000系6915F6034。2連。6915とペアを組む。
(新今宮)
 
高野線通勤形車両 6200系
6501F 6515F
南海6200系6502 南海6200系6516と6300系6373
 南海6200系6501F6502。6連。6連7本、4連4本が活躍している。
(今宮戎)
 南海12000系12101、6200系6515F6516(6連)、6300系6373が並んだ。
(今宮戎)
6517F
南海6200系6518  南海6200系6517F6518。6連。
(今宮戎)
高野線通勤形車両 6300系 
6301F 6305F
南海6300系6301 南海6300系6305
 6000系との違いは、客用扉が 両開きとなり、側窓が一段下降式になったなど。
 南海6300系6301F6301。6連。トップナンバー。6連7本、4連4本、2連6本が活躍する。
(新今宮)
★ 6351。今宮戎にて。こちら
 南海6300系6305F6305。6連。泉北5509と並ぶ。
(新今宮)
6306F 6312F
南海6300系6306 南海6300系6312
 南海6300系6306F6306。6連。
(新今宮)
★ 新今宮にて泉北5501と並ぶ。こちら
 南海6300系6312F6312。6連。
(新今宮)
6313F 6322F
南海6300系6363 南海6300系6022
 南海6300系6313F6363。いい番号(笑)。6313を反対側の先頭車に置く。6連。
(今宮戎)
 南海6300系6322F6322。4連。
(今宮戎)
★ 6732。今宮戎にて。こちら
6323F
南海6200系6516と6300系6373  南海12000系12101、6200系6516、6300系6323F6373が並んだ。6373は反対側が6323の4連。
(今宮戎)
高野線通勤形車両 8200系
8701F 8705F
南海8200系8701 南海8200系8706
 南海8200系8701F8701。6連。
(今宮戎)
 8702。8701の反対側先頭車。今宮戎にて。こちら
 南海8200系8705F8706。反対側は8705。6連。
(今宮戎)
6552F
南海6200系6552  南海6200系50番台6552。これは8200系を改造した編成。チョッパ制御からインバータ制御に変更され、他形式との連結が可能になった。
(今宮戎)
高野線通勤形車両 2000系
2023F 2042F
南海2000系2023 南海2000系2192
 南海2000系2023F2023。2連。4連9本、2連14本が活躍している。2ドア。
(新今宮)
★ 2023。今宮戎にて。こちら
 南海2000系2042F2192。4連。
(新今宮)
★ 新今宮にて6036と並ぶ。こちら
共通運用通勤形車両 1000系
1003F 1005F
南海1000系1703 南海1000系1005
 南海1000系1003F1703。2連。反対側の2連は1033。高野線でも運用される。
(新今宮)
 南海1000系1005F1005。6連。6連10本、4連1本、2連6本が活躍中。
(新今宮)
1009F 1010F
南海1000系1009 南海1000系1010
 南海1000系1009F1009。6連。
(新今宮)
 南海1000系1010F1010。6連。
(今宮戎)
1035F 1051F
南海1000系1705 南海1000系1051
 南海1000系1035F1705。2連。反対側は1035。
(新今宮)
 南海1000系1051F1051。高野線小原田検車区所属。反対側は1751。1本しかないレアな4連。幌がつくと雰囲気が変わる。またシングルアームパンタである。
(新今宮)
大阪府都市開発泉北高速鉄道 5000系
5501F 5505F
大阪府都市開発泉北高速鉄道5000系5501 大阪府都市開発泉北高速鉄道5000系5505
 高野線主力車両6300系6306と並ぶ大阪府都市開発泉北高速鉄道5000系5501F5501。6連5本が活躍中。
(新今宮)
★ 反対側先頭車5502。新今宮にて。こちら
 大阪府都市開発泉北高速鉄道5000系5505F5505。ハッピーベアル塗装。
(今宮戎)
5507F 5509F
大阪府都市開発泉北高速鉄道5000系5508 大阪府都市開発泉北高速鉄道5000系5510
 大阪府都市開発泉北高速鉄道5000系5507F5508。
(今宮戎)
 大阪府都市開発泉北高速鉄道5000系5509F5510。
(新今宮)
★ 新今宮にて。こちら
★ 反対側先頭車5509。新今宮にて。こちら
大阪府都市開発泉北高速鉄道 7000系
大阪府都市開発泉北高速鉄道7000系7509  大阪府都市開発泉北高速鉄道7000系7509F7509。6連2本、4連3本、2連1本が活躍中。
(新今宮)
★ なんばにて。その1 その2
大阪府都市開発泉北高速鉄道 7020系
大阪府都市開発泉北高速鉄道7000系7521 大阪府都市開発泉北高速鉄道7000系7522
 大阪府都市開発泉北高速鉄道7020系7521F7521。6連2本、4連1本、2連1本が活躍中。
(今宮戎)
 大阪府都市開発泉北高速鉄道7020系7521F7522。7020系と貫通扉の形状が異なる。
(今宮戎)