2023年2月4日 更新
伊豆急行は1961年に開業し、伊東〜伊豆急下田の45.7kmに16駅を所有している。最高速度は90km/hで、海岸線を走る区間も多く、景色が良いことでも知られる。(トンネルも多いですが) 朝晩は伊東〜伊豆急下田の線内折り返し運転が多く、伊東で乗り換えしないといけないことが多いが、日中は伊東線熱海まで普通列車が乗り入れ、熱海から伊豆急下田まで1本の電車で行ける。なお8000系の場合伊豆急下田行きの場合伊豆高原で後ろ3両を解放することがあるので、伊豆高原以遠へ乗車される場合は前3両に乗車するように。またリゾート21という展望室付きの豪華列車も普通列車に充当されている。かつては特急列車「リゾート踊り子号」として東海道線東京まで運転されていたが、最近は運転がない。1本は"The Royal Express"に改造され、横浜から伊豆急下田まで全車グリーン車扱いのハイグレードで運転されている。 またJRからはE257系2000番台「踊り子」やE261系の「サフィール踊り子」号が伊豆急下田まで直通運転している。 ●2100系 「リゾート21」の愛称で親しまれている。普通列車で熱海〜伊豆急下田を運転する他、特急列車「リゾート踊り子号」で東京〜伊豆急下田を運転する。ブルーリボン賞を受賞している。 1985年に運転開始し、先頭車に展望席を設置し、独特の座席配置で普通列車用としてはかなり豪華な作りになっている。また車両の塗装も山側と海側で異なっていて大胆である。8連5本が製造され、制御方式は全て抵抗制御で、抑速ブレーキを装備する。現在ではR-3, R-4, R-5の3本が運用されている。 R-1, R-2(1986年運転開始)編成は100系の制御装置や主電動機を流用して製造。R-1編成には前面に行き先を表示する方向幕がある。 R-3(1988年運転開始)編成以後は完全な新製である。現在「キンメ電車」として運用されている。 R-4(1990年運転開始)編成は前面に方向幕がある。現在「黒船電車」として運用されている。パンタグラフが下枠交差式に変更されている。運転席の速度計がデジタル式に変更された。横3列座席のグリーン車「ロイヤルボックス」が新製時から連結された。これはハイルーフを使用し、トンネルに入ると特殊塗装とイルミネーションの効果で天井が星空になる。好評で、後日R-1, R-3編成にも連結された。 R-5(1993年運転開始)編成は「アルファ・リゾート21」として運転されている。製造当初は前面に方向幕がなかったが、後日LED式のものが取り付けられた。ロイヤルボックスも連結されたが、星空ではなくて海底となっている。 R-1編成は2006年に引退したが、引退前に「黒船電車」となった。R-2編成は2009年に引退した。R-3, R-4編成では特急運転する時は、前面にヘッドマークを掲出する。R-5編成の場合は「リゾート踊り子」「特急 東京」を交互に表示するのでヘッドマークは掲出されない。 なおR-5編成は"The Royal Express"に改造され、横浜と伊豆急下田を結ぶ豪華列車に変身した。 ●8000系 100系の老朽化のため、東急8000系を譲り受けた。2004年に運転開始。海岸線を走るイメージを出すため、帯が青と水色に交換されている。 ワンマン運転に対応しており、3両で運転する場合はワンマン運転となる。早朝・夜間及び日中の伊豆高原以南の一部普通列車ではワンマン運転が行われている。しかしその場合でも車内で乗車券の発券や集札を担当する乗務員が乗務する。 クモハ8150形(TA編成)は中間電動車を改造したため、急行灯や側面のコルゲート板がないのが特徴。クモハ8250形(TB編成)は離線対策でシングルアームパンタグラフが増設され、冷房装置の交換が行われている。モハ8200形、クハ8000形にはトイレが新設された。海側の座席は車端部以外クロスシートに変更され、モハ8200形に車椅子スペースを設置。3/4ドアカット機構も追加された。 現在はTA1-8、TB1,2,4-7編成の3連14編成が使用されている。TA編成はクハ8000+モハ8200+クモハ8150、TB編成はクモハ8250+モハ8100+クハ8000で組成される。 なお2021/4〜9まで実施された「ピスケ&ラッピング電車」TB-1編成の特集はこちら! ●3000系 2021年7月6日に幕張の209系4両が、11/23に4両が譲渡され、2022年4月30日から運転を開始した。アロハ電車と呼ばれている。 Y-1編成。Tc3001(元209-48→2109)+M3101(元209-96→2118)+M'3201(元208-96→2118)+Tc3051(元208-48→2109) Y-2編成。Tc3002(元209-48→2101)+M3102(元209-96→2102)+M'3202(元208-96→2102)+Tc3052(元208-48→2101) ●100系 2002年4月27日に営業運転から退いたが、両運転台のクモハ103のみ事業用車として残り、伊豆高原電車区内での車両入換作業に用いられたり、夏のイベントでも展示された。2011年に整備され、営業運転に使用することも可能で、時たま走っていたが、2019年に引退し、現在は伊豆高原駅に留置されている。 ●JR185系 「特急踊り子号」として、10連のA編成8本、7連のOM編成3本が入線していたが、2021/3をもって引退した。 ●JR251系 「スーパービュー踊り子号」として、10連のR編成4本が入線していたが、2020/3/13をもって引退した。 ●JR E257系2000番台 元あずさ・かいじで使用されていたE257系0番台を2000番台に改造し、185系を置き換えた。現在9連13編成が活躍している。 ●JR E261系 2020年3月14日より、スーパービュー踊り子号の代わりとして、サフィール踊り子号として運転されている。8連で7両はサロという豪華列車。2編成が使用されている。 209系Y2編成、8000系TB7編成、作業用車DMC2015の画像を追加しました。 |
トンネルを出てきた8000系TA-3編成。熱海駅の構内配線の複雑さもわかる。 (熱海) |
2100系 | |
まだ伊豆急行線で撮影できていないので、今まで撮影したカットから代表的なものを掲載します。全てをご覧になりたい方は、東海道線のページや総武線を走るリゾート21の臨時列車のページをご覧ください。 | |
R3編成 | |
製造されてからかなり経っているが、やっとR-3編成にお目にかかった。現在は金目鯛編成として活躍している。 (熱海) |
青空と綺麗な白い雲の下、伊豆急下田に向けて出発を待つ。 (片瀬白田) |
片瀬白田駅を出発した。 (片瀬白田) |
海岸線を走って行った。 (片瀬白田) |
片瀬白田の有名撮影地にて撮影。結構波が高かった。 (片瀬白田) |
伊東駅に入線するR-3編成。 (伊東) |
伊東駅に入線。 (伊東) |
この車両に無料で乗れるのは有難い。 (伊東) |
熱海駅にて出発を待つR-3編成。 (熱海) |
熱海駅に入線するR-3編成。 (熱海) |
R4編成 | |
2011年から2013年まで、2月に何と千葉まで運用されていたリゾート21。R-4編成。これは2011年の画。 (西千葉) |
R-4編成。こちらは2012年の画。ヘットマークが変わった。 (千葉) 千葉地区での活躍は、こちらも御覧ください。 |
ヘッドマーク無しの姿を初撮影。方向幕が装備されている。 (熱海) |
今は熱海以東には出てこなくなり、熱海〜伊豆急下田を往復している。 (冨戸) |
上り列車に間に合わないため、駅へ向かう途中にやってきた黒船電車。 (片瀬白田) |
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R5編成 | |
2006年より前に撮影したと思うが、まだ行き先表示LEDが設置される前のR-5編成。 (川崎) |
行き先表示が設置されてからのR-5編成。伊豆高原から東京までわざわざ回送されてきた。 (大井町) |
リゾート踊り子号として伊豆急下田へ向かう。 (田町) |
リゾート踊り子号として伊豆急下田へ向かう。 (田町) |
ロイヤルエクスプレスに改造され、現在は豪華列車として手の届かない金額設定になってしまったR-5編成。北海道地区への貸出も予定されている。次回は走行写真を撮影したい。 (伊豆高原検車区) |
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8000系 | |
TA-1 | TA-2 |
8000系TA-1編成8157。8011-8201-8157。この日はパン上げで休憩中だった。 (伊豆高原) |
8000系TA-2編成8012。8012-8202-8151。パンタグラフを見ていただければわかるが、後ろはTA-1編成で珍しいTA編成の6連。 (伊豆高原) |
TA-3 | TA-4 |
8000系TA-3編成8013。8013-8203-8153。この日は「伊豆半島ジオパーク」HMがついていた。 (熱海) ★ 8153。片瀬城田にて。こちら ★ 8153。伊豆高原にて。その1 その2 |
8000系TA-4編成8154。8014-8204-8154。伊豆高原で切り離され、入庫待ち。 (伊豆高原) ★ 8014。伊豆熱川にて。こちら ★ 8014。熱海にて。こちら |
TA-5 | TA-6 |
8000系TA-5編成8015。8015-8205-8155。伊豆急70周年記念HM付。 (伊東) ★ 8155。熱海にて。こちら |
8000系TA-6編成8016。8016-8206-8156。 (熱海) ★ 8016。増結された。伊豆高原にて。こちら ★ 8016。E257系2000番台NA-12編成と並ぶ。伊豆高原にて。こちら ★ 8156。増結用に出区。伊豆高原にて。こちら |
TA-7 | TA-8 |
8000系TA-7編成。8017-8207-8152。(未撮影) | 8000系TA-8編成8158。8018-8208-8158。海岸線を伊豆急下田へ向かう。 (片瀬白田) ★ 8018。熱海にて。こちら ★ 8158。伊豆高原にて。こちら |
TB-1 | TB-2 |
8000系TB-1編成8257。8257-8101-8001。2021/4〜9まで伊豆テディベアミュージアムで開催中の「カナヘイのゆるっと小動物テディベアミュージアムPart.2」開催に合わせて「ピスケ&うさぎラッピング電車」として運転された。このラッピング実施にあたって、スカートも青に塗装されていて目立つ。 (伊豆高原) ★ 8001。「ピスケ&うさぎラッピング電車」。熱海にて。その1 その2 その3 その4 ★ 8001。「ピスケ&うさぎラッピング電車」。伊豆高原にて。こちら ★ 8257。宇佐美にて。こちら ※ TB-1「ピスケ&ラッピング電車」特集はこちら。伊豆高原駅の装飾も撮影しました。 |
8000系TB-2編成8002。8251-8102-8002。クハにトイレがついている。 (熱海) ★ 8002。熱海にて。こちら |
TB-3 | TB-4 |
8000系TB-3編成8253。8253-8203-8003。シングルアームパンタグラフと小型の冷房機が特徴。 (熱海) ★ 8253。南伊東にて。こちら ★ 8253。伊豆高原にて。こちら ※2022/3に廃車となりました。これまでのご活躍に感謝します。 |
8000系TB-4編成8004。8254-8104-8004。 (伊豆高原) ★ 8004。熱海にて。こちら ★ 8004。屋根上を検査している画像。伊豆高原にて。こちら ★ 8254。伊豆高原で切り離されて中間に入っていた顔が写せた。こちら |
TB-5 | TB-6 |
8000系TB-5編成8005。8255-8105-8005。70周年記念HM付。 (伊東) ★ 8005。熱海にて。こちら ★ 8005(左側)。伊豆高原検車区にて。こちら |
8000系TB-6編成8006。8256-8106-8006。右側の編成。 (伊豆高原検車区) ★ 8256。熱海にて。こちら |
TB-7 | |
8000系TB-7編成8007。8252-8107-8007。帯が剥がされてステンレスの美しさが強調されている。 (熱海) ★ 8007。帯無し。伊豆高原にて。こちら ★ 8007。通常帯付き。熱海にて。こちら ★ 8007。伊豆高原にて。こちら |
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3000系 | |
Y-1編成。こちらは青基調である。(未撮影) | Y-2編成。こちらは赤基調である。 (伊豆高原) |
100系クモハ103 | |
惜しまれつつ引退したクモハ103だが、2020/3には伊豆高原駅を出発してすぐ脇の待避線に留置してあった。 ★ 帰りに順光で車内から反対側を撮影。こちら |
2021/8には意東川に移動されていた。こちらが永住の地になるのか? |
185系 | |
風光明媚な片瀬白田の海岸線を走る185系A3編成「踊り子」。 (片瀬白田) |
海岸線を走る185系A6編成「踊り子」。 (片瀬白田) |
251系 | |
片瀬白田を元気に通過するRE-1編成。 ★ 片瀬白田にて。その1 その2 |
青空に白い雲、そして荒れた波の海岸線をRE-2編成が伊豆急下田へ向かう。 ★ 伊東にて。こちら |
宇佐美で交換する251系RE-4編成。 ★ 南伊東にて。こちら |
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E257系2000番台 | |
伊豆高原駅に入線したE257系2000番台NA-12編成。緑色LEDで"ODORIDO"と表示されているが、殆ど見えない。 (伊豆高原) |
伊豆高原駅に入線したE257系2000番台NA-12編成。オレンジ色LEDで「踊り子」と表示されているが、殆ど見えない。 (伊豆高原) |
伊豆高原検車区 | |
伊豆高原検車区の奥の方には建設機械(クレーン車)が停車していた。 | 機材を運ぶ車両もいた。 |
スイッチャーDMC2015。 | |
洗車機。この日は洗車風景は見られず。 | この日は運用しない車両が待機する。 |
まだ走行写真が撮れていないRoyal Expressが昼寝していた。 | TA-1編成が入庫した。 |
1両検査中か?スイッチャーが停車していた。 | 海をイメージする帯が格好いい。 |
伊豆高原検車区。駅のホームから撮影出来る。大変珍しい前面貫通扉が見える。写真以外に2編成も昼寝していた。 | 右のTA-6編成は尾灯がついているので、いずれ出区することがわかる。 |