沖縄都市モノレール「ゆいレール」

2023年11月15日 更新

 まさか「みやのホームページ」に、千葉から一番遠い沖縄の鉄道が出るとは誰も思っていなかったでしょうね(笑)

 何と仕事の関係で2015年3月に沖縄に生まれて初めて行くことになり、私の南限記録熊本県より南についに進出することに!(爆)
 そこで移動で「ゆいレール」を利用し、撮影しました。
 以後2回出かけましたので、3回の撮影記録から紹介します。

 ゆいレールは沖縄初の鉄道として2003年に開業し、那覇空港から首里までの約13km15駅を約30分で結び、那覇市内の渋滞を避けて快適に移動出来る交通手段として、多くの乗客に利用されています。
 その後、2019年10月1日に、首里からてだこ浦西までの約4km4駅が開業し、那覇空港からてだこ浦西まで36分で結んでいます。

 車両は1000形のみで、2両編成21本、3両編成2本が在籍します。
 開業時に2連12本が新製されて開業しました。以後は以下のように増備が続けられています。
〇2009年度 1113F
 手すり、つり革の追加、ドア付近の床を黄色に、火災対策が施されました。
〇2016年度 1114F
〇2017年度 1115F〜1118F
〇2018年度 1119F
〇2020年度 1120F、1121F
 側面窓が小さくなり、乗降を容易にするために座席数を減少し、通路幅の拡大し、袖仕切を新設しました。また開扉予告灯の設置や、車内案内表示器に中国語、韓国語の表示を追加しました。そして運転台の仕様が変更されました。

〇2022年度 1131F、1132F
 3両編成となり、側面に行き先表示器が取り付けられました。車内スペースが広くとられており、中間車にはキャリーケース置き場が設置され、スーツケースで利用する観光客なども乗車しやすいです。

〇今後
 3両編成2本、2両編成の中間に組み込む中間車5両を新造し、最終的には3両編成9本、2両編成16本の体制になる予定です。

 最高速度は65km/hで、古島駅〜首里駅では急勾配が連続します。信号はATCで、運転士一人乗務のワンマン運転です。右手ワンハンドル方式で、駅に到着するとドアが自動で開き、そこで運転士がワイヤレスマイクでホームにアナウンスし、手動でドアを閉めます。
 運転席直後は展望席になっており、前面は左右非対称ですが車内は左右対称で3枚の仕切窓があって前方の展望は抜群です。しかし夜間は遮光幕を3枚共閉めてしまいます。
 なお常時ラッピング車が走っているようです。探して見ると良いでしょう。私も5種類撮影できました。

 車両基地は那覇空港駅〜赤嶺駅間にあります。
 平日那覇空港駅発で早朝が12分間隔、朝のラッシュ時間帯は4-6分間隔で運転されますが、日中は10分間隔、夕ラッシュ時間帯6分間隔、20時台は8分間隔、21時台は10分間隔、深夜は12-15分間隔になります。土休日は朝と20時以降が12分間隔で、それ以外は10分間隔で運転されています。区間運転は平日朝に首里折り返しが5本ありますが、それ以外は全列車全区間を運転します。ただし牧志〜安里に非常用の渡り線があり、両駅での折り返し運転は可能で、過去に運転実績はあります。またイベント実施時や修学旅行団体多数乗車時は臨時ダイヤに変更され、日中でも10分未満で運転されることが結構あります。

 なお面白いのが1日乗車券(2日乗車券もあります)で、例えば私は3/10 8:00に買いましたが、有効期限は3/11 8:00まででした。買った日の最終電車までではなく、本当に24時間でした。またこの券で首里城は2割引(160円引)で入館できました。他にも玉陵、識名園、壺屋焼物博物館、那覇市歴史博物館、沖縄県立博物館、那覇市ぶんかテンプス館、那覇市伝統工芸館、旧海軍司令部壕、浦添美術館に割引で入場できる特典があるようです。

 なお、今後ですが、5つぐらいの延伸構想があり、更に検討が進められています。
 また沖縄に行くので、平日朝ラッシュに撮影して、出来たら全編成撮影してみたいと思っています。

 14F〜16F、20F、31Fの画像を追加し、記事を修正しました。
第12編成
 那覇空港〜赤嶺ですれ違った1212。海と飛行機をバックに撮れたので掲載。車内から。
第2編成
 第1編成。
(未撮影)
 第2編成1202。国際通りに近い美栄橋駅に入線。
(美栄橋)
★ 途中で車内より撮影した1202。こちら
★ 那覇空港にて1102。こちら
第3編成 第4編成
 一番右(手前)が第3編成1203。海をバックに撮るには車内から撮るしかない。
(赤嶺〜那覇空港)
★ 角度を変えてもう1枚。こちら
 第4編成1104。イオンモール沖縄ライカムのラッピングが施されていた。2016年春までの予定。
(首里)
★ 那覇空港にて1104。こちら
第5編成 第6編成
 第5編成1205。
(美栄橋)
★ 首里にて1105。こちら
 第6編成1106。日中だが珍しくライト点灯だった。那覇空港駅のポイントはX型で、首里駅と異なり同時に発着はできない。
(那覇空港)
★ 車内より1206。こちら
第7編成 第8編成
 第7編成1207。
(美栄橋〜牧志)
 第8編成1108。
(小禄で車内から)
★ 那覇空港にて1108。こちら
第9編成 第10編成
 第9編成1109。ワイパーが少し入ってしまった。
(県庁前〜旭橋で車内から)
★ 那覇空港にて1109。こちら
 第10編成 1110。
(赤嶺)
★ 那覇空港にて1110。こちら
第11編成 第12編成
 第11編成1211。
(県庁前)
★ ぞろ目の1111。那覇空港にて。こちら
 第12編成1112。守りたいまちなみラッピング。
(首里)
★ 首里にて1212。こちら
★ 途中で車内より撮影した1212。こちら
第13編成 第14編成
 第13編成1113。2009年度に増備された。手すりの追加、つり革の位置を低くし、ドア付近の床面を黄色にして注意を促し、貫通路に透明の貫通扉が設置された。リトハク(離島博)ラッピング。
(首里)
 第14編成。2016年度に増備された。窓の上下寸法の縮小、座席の変更、開扉予告灯の設置、車内案内表示器の4カ国語対応、静止形インバータを2基装備、運転台の形状変更等が追加された。
(県庁前)
第15編成 第16編成
 第15編成。2017年度に増備された。そらとぶピカチュウ号ラッピング。
(牧志)
 第16編成。2017年度に増備された。DMM動物どんどん号ラッピング。
(県庁前)
 第17編成。2017年度に増備された。(未撮影)  第18編成。2017年度に増備された。(未撮影)
第20編成
 第19編成。2018年度に増備された。(未撮影)  第20編成。2020年度に増備された。三和金属テル美&テリー号。
(牧志)
 第21編成。2020年度に増備された。(未撮影)
第31編成
 第31編成。2022年度に増備された。3両編成になり、輸送力が増強された。側面に行き先が表示されるようになった。
(県庁前)
 第32編成。2022年度に増備された。(未撮影)
 第33編成。増備予定。  第34編成。増備予定。
運転台 首里駅のポイント
 逆光気味だがゆいレールの運転台(1101F〜1112Fのタイプ)。都営大江戸線のように右側に運転台がある。ハンドルの脇にもドア操作できるボタンがあるが、乗務員がホームを確認して戸締め操作していた。なお最新の増備車は形状が違うらしい。次回(いつ?)撮影したい。  首里駅のポイントが動作しているところ。右側へ曲がるとすぐに儀保駅への60‰の勾配を下りていく。
那覇空港駅  那覇空港駅入口。