横浜市営地下鉄線

2019年4月27日 更新

 横浜市営地下鉄は、横浜市交通局が運営している。市役所内の正式名称は「横浜市高速鉄道」である。
 ブルーライン(湘南台〜あざみ野)とグリーンライン(中山〜日吉)という2つの路線がある。センター北とセンター南で両線は並走する。

★ブルーライン★
 ブルーラインは現在は湘南台〜あざみ野で運転されており、正式には湘南台〜関内が1号線、関内〜あざみ野が3号線である。2号線(神奈川新町〜屏風浦)と3号線の本牧〜関内は事業廃止となり、現在3号線のあざみ野〜新百合ヶ丘が計画事業中である。
 ATC、第3軌条方式で運転され、最高速度は70km/hである。
 2015/7より快速が日中運転されることにより、全線で10分の短縮が図られた。残念ながら日中1時間2本の設定である。快速の区間は新羽〜上永谷で、新羽、新横浜、横浜、桜木町、関内、上大岡、上永谷である。横浜〜上大岡は京急の快特には勝てないものの、エアポート急行には勝てるのでなかなか頑張っていると思う。
 車庫は上永谷と新羽にあり、車両の所属は上永谷保守管理所である。

 車両は現在全て1992年から製造されている3000形6連で統一されている。登場時期によって以下のように分類される。

1次車(3000A形)
 3241F〜3311Fの8編成が在籍する。GTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御を採用した。2007年12月から開始したワンマン運転開始前にATOが搭載され、3000A形と呼ばれるようになった。見た感じメトロ半蔵門線08系に似ている。前面に彩色された「はまりん」のステッカーが貼ってある。2020年〜2023年に廃車が予定されている。

2次車(3000N形)
 1999年に戸塚〜湘南台開通に伴う運用増加分として、3321F〜3381Fの7編成が在籍する。インバータはIGBT素子に変更され、純電気ブレーキが後になって追加された。前面のイメージが配色変更でガラリと変わり、客室側窓はスモークガラスである。

3次車(3000R形)
 1000形の置き換え用として2004年に登場し、Replaceということで3000R形と呼ばれている。1GBT素子によるインバータと、純電気ブレーキが新製時から搭載されている。3391F〜3521Fの12編成が在籍する。前面はステンレス無塗装となり、正面ガラスも曲線になった。客室側窓はUVカット硝子となった。シートはパケットシートが採用された。前面に彩色された「はまりん」のステッカーが貼ってある。

4次車(3000S形)
 2000形の置き換え用として2005年に登場した。Satisfaction(満足)という意味から3000S形と呼ばれている。3531F〜3601Fの8編成が在籍する。旧2000形の代車、ATC装置を再利用した。1GBT素子によるインバータと、純電気ブレーキが新製時から搭載されている。先頭車前面の窓下部分を水色にした。今後ディスクブレーキシステムを導入する予定である。前面に彩色された「はまりん」のステッカーが貼ってある。

5次車(3000V形)
 3000A形の置き換え用として登場した。2017年より運転開始した。前照灯の形状が変更され、前面のイメージが変わった。フルSICインバータに変更され、車内旅客案内器がLCDに変更された。見た目都電荒川線やメトロの最新LCDに表示方法が似ている。運転席の監視用モニターが速度計の上に表示され、見上げなくても監視できる。方向幕がフルカラーLEDとなり、側面については4種類の表示を交互に表示する。現在は3611F1編成が在籍しているが、今後7編成が増備され、3000A形を置き換える予定である。なお前面に「はまりん」のステッカーは貼られていない。

★グリーンライン★
 グリーンラインは中山〜日吉で運転されている。正式名称は4号線である。
 リニアモーター駆動方式が採用された。ATCが採用され、最高速度は80km/h。
 川和町に車庫がある。
 今後日吉駅から鶴見駅まで、中山駅から根岸駅へ延長する計画がある。

 車両は10000形4連で統一されており、第1〜15編成が登場時に新製された。その後輸送力増強により第16〜17編成が増備された。増備車は行き先表示が白なのですぐわかる。またグリーンライン表示がグラデーションが美しい。第16編成はよこはまどうぶつ号のヘッドマークがついている。今後17編成中10編成を6連に増強する予定でlある。また日吉〜鶴見、中山〜二俣川〜港南台〜元町・中華街の延伸計画が存在はするようだ。

 なお地上区間も途中でトンネルがあるので、前面遮光幕は両線共にほぼ全閉である。

 グリーンラインの画像を多数掲載しました。
快速
 快速の表示。RはRapidの頭文字で快速を表す。普通はL(Local)で表示される。回送の場合はLやRなどの文字は何も表示されない。
3000A形
3241F3246
 3241F3246。横浜市営地下鉄で2017/8時点で最古参の車両である。運用番号のLは普通、Rは快速である。
(新羽)
 3251F。(未撮影)
3261F3266 3271F3276
 3261F3266。
(新羽)
★ 3266。新羽にて。こちら
 3271F3276。快速あざみ野行。運用表示がR34となっているところに注目。
(新羽)
★ 3271。新羽にて。こちら
3281F3286 3291F3296
 3281F3286。
(新羽)
★ 3281。新羽にて。こちら
 3291F3296。
(新羽)
★ 3291。新羽にて。こちら
3301F3306 3311F3311
 3301F3306。
(新羽)
 3311F3311。
(新羽)
3000N形
3321F3326 3331F3336
 3321F3326。3000A形と比べると前面の印象が大幅に変わった。この編成のみ「はまりん」のステッカーが前面に貼られている。
(新羽)
★ 3321。新羽にて。こちら
 3331F3336。2005年から2015年まで横浜開港150周年記念号として運転されていた。
(新羽)
3351F3351
 3341F。(未撮影)  3351F3351。
(新羽)
3371F3376
 3361F。(未撮影)  3371F3376。
(新羽)
★ 3371。新羽にて。こちら
3381F3381 3381F3381
 3381F3381。あざみ野発新羽行。
(新羽)
★ 3381F3381。回送。回送時は運用番号にはLやRはつかない。
(新羽)
3000R形
3391F3391 3401F3401
 3391F3391。
(センター南)
★ 3396。新羽にて。こちら
 3401F3401。
(新羽)
3421F3421
 3411F。(未撮影)  3421F3421
(新羽)
3441F3446
 3431F。(未撮影)  3441F3446。
(新羽)
3451F3456 3461F3466
 3451F3456。番号が順送りで何かいい!
(新羽)
★ 3451。新羽にて。こちら
 3461F3466。
(新羽)
★ 3461。新羽にて。こちら
3471F3476 3481F3486
 3471F3476。新羽折り返しに充当された。
(新羽)
★ 3471。新羽にて。こちら
 3481F3486。
(新羽)
3491F3491 3501F3506
 3491F3491。あざみ野から回送でやってきた。
(新羽)
★ 3491。再度出区して湘南台行になった。新羽にて。こちら
★ 3496。新羽にて。こちら
★ 新羽駅の出発信号。こちら
 3501F3506。
(新羽)
3511F3516 3521F3526
 3511F3516。
(新羽)
★ 3511。新羽にて。こちら
 3521F3526。
(新羽)
3000S形
3531F3536 3541F3541
 3531F3536。
(新羽)
 3541F3541。
(新羽)
★ 車庫に引き上げる反対側の3546。こちら
3551F3556 3561F3566
 3551F3556。
(新羽)
★ 3551。新羽にて。こちら
 3561F3566。
(新羽)
3571F3576 3581F3581
 3571F3576。
(新羽)
 3581F3581。
(新羽)
3606
 3591F。(未撮影)  3601F3606。
(新羽)
3000V形
3611F3616 3611F3611
 3611F3616。フルカラーLEDの採用となったが、背景色があるためきれいに写すのは難しい。前面の帯のデザインが新しくなった。「はまりん」が貼られていない。前面はグリーンライン同様「ブルーライン」「行き先」を交互に表示する。次回は快速を撮影してみたい。
(新羽)
★ 3611。新羽にて。ブルーライン表示。こちら
★ 3616。新羽にて。ブルーライン表示。こちら
★ 側面表示。
 ブルーライン次は仲町台
 Blue Line Next Nakamachidai
 普通 Local
 あざみ野 Azamino
 3611。
(新羽)
10000形
10011F10011 10021F10021
 10011F10011。青空とセットするとグレートブラックの車体が映える。なおこの駅は6連化されたらもっと撮影しやすくなると思う。
(センター南)
 10021F10021。緑色で「グリーンライン」と表示されているのだが、綺麗に写らない。
(センター南)
10031F10031 10041F10041
 10031F10031。日吉行をケツ撃ち。観覧車が良いアクセントになる。
(センター南)
 10041F10041。右奥の建物がセンター北駅である。
(センター南)
★ 10041。センター南にて。その1 その2
 10051F  10061F
10081F10081
 10071F  10081F10081。中山へ向かう。
(センター南)
★ 10081。センター南にて。こちら
10101F10101
 10091F  10101F10101。カバーで覆われているようなデザインである。
(センター南)
10121F10121
 10111F  10121F10121。
(センター南)
★ 10121。センター南にて。その1 その2
10141F10141
 10131F  10141F10141。
(センター南)
 10151F
10161F10161 10171F10171
 10161F10161。この編成と10171Fは前面表示がフルカラーLEDが採用されているので見極めが容易。10161Fはよこはまどうぶつ号のヘッドマークがついていて、側面にはズーラシアのステッカーが貼ってある。
(センター南)
 10171F10171。グリーンラインの表示のグラデーションがきれいである。
(センター南)
★ 10171。センター南にて。こちら