ニューシャトル

2020年1月28日 更新

 埼玉新都市交通伊奈線の愛称である。1983年12月22日に開業。大宮〜内宿12.7km13駅を走る案内軌条式鉄道である。丸山〜内宿は単線で、全駅で交換ができる。内宿行が直線側を使用し、大宮行が待避側を使用する。
 全線にわたって上越新幹線の高架脇を走っており、大宮ではUターンする形になるため、内宿を出発した時と反対向きになって戻ってくる。
 最高速度は60km/h。大宮駅基準で平日朝7時台は14本(4-5分間隔)、8時台は10本(5 or 10分間隔)、6時、17時台は7本(5 or 10分間隔)、9〜12時と15〜16時、18〜21時台は6本(10分間隔)、14時台と22時台は5本(10 or 15分間隔)、13時台と23時台は4本(15分間隔)、24時台に1本が運転される。平日朝夕に大宮〜丸山の区間運転がある。土休日は朝7〜20時台が10分間隔、6時台と21時台が4本(10 or 15分間隔)、22〜23時台が3本(20分間隔)、24時台に1本が運転される。全列車大宮〜内宿の運転である。

 車両基地は丸山にあり、以下の3形式が使用されている。

●1010系
 1983年の開業時に登場。4連9本が製造されたが、後に6連に増結された。サイリスタ位相制御を採用している。増結車の一部にはサービス向上のため1050系が組み込まれていた。1998年にリニューアル工事が行われ、車内の更新が行われて1010系に改番された。バリアフリー化が行われていないため、2016年6月に営業運転を終了した。残念ながら撮影できずに終わった。

1050系
 1990年に登場。6連4本が運用されている。1010系のマイナーバージョンアップ版で、運転席にパノラミックウインドウを採用。内装が木目調になり、冷房装置が小型かされて定員が増えた。かつては正面の方向幕で運用区間を示していたが、今は「ニューシャトル」表示で固定され、サボが運転席上の窓にかけられている。2017年8月現在、全てが異なる塗装で運転されている。今後2020系に置き換えが予定されている。
 50F:青地に白帯。先頭車が冷房装置が1台のみの搭載のため、弱冷房車。→2019/10/25で運転終了。廃車。
 51F:赤地に白帯
 52F:新幹線200系のクリーム色の車体に緑帯のツートン。除雪装置が冬季に取り付けられる。
 53F:白地に赤帯。ニューシャトル開業時の塗装。除雪装置が冬季に取り付けられる。正面の方向幕が埋められた。

2000系
 2007年に登場。6連7本が運用されている。IGBT-VVVFインバータ制御を採用した。行き先表示にLED式情報表示器が使用され、前面と側面に編成ごとに異なるカラーを採用した。東洋電機製IGBT-VVVFインバータ装置を採用した。1010系を置き換えるために投入された。
 第1編成:メタリックピンク(この編成のみ側面の配色が異なり、ダークグレーとシルバーグレーが配色されている)
 第2編成:オレンジ(この編成以後、側面は同じ色の帯だけである)
 第3編成:緑
 第4編成:黄色
 第5編成:水色
 第6編成:赤(事故で休車だったが、2019/10/30に運用復帰)
 第7編成:さくら色

2020系
 2015年に登場。新幹線に見劣りしない存在感と風景の進化を目指した。6連3本が運用されている。2000系と比べて軽量化が図られた。東洋電機製IGBT-VVVFインバータ装置を採用した。ゆりかもめ7300系、日暮里舎人ライナー330形で採用した新型ロングシートが採用された。荷棚も設置された。乗降用ドアが外吊り式となった。先頭車両にはシースルーパーティションを採用。乗務員の操作を景観の1つとして楽しめる。1010系置き換え継続のために投入されたが、1050系も置き換えの予定のため、今後違う色の編成が登場するか?楽しみである。
 第1編成:グリーンクリスタル
 第2編成:ブライトアンバー
 第3編成:ピュアルピー

 平日朝に撮影を行い、2106F以外の画像を掲載できました。
1050系
1000形1150F1150 1000形1150F1650
 1150F1150。2017/8現在、行き先はサボが用いられている。
(今羽)
 1150F1650。
(今羽)
※2019/10/25に運用を離脱し、廃車となりました。これまでの御活躍に感謝します。
1000形1151F1151 1000形1151F1651
 1151F1151。京急2000形とか東京モノレールの旧塗装みたいである。
(今羽)
 1150F1651。特に京急とタイアップしてる訳では無さそう。
(今羽)
 2602と並ぶ1651。丸山車両基地にて。こちら
1000形1152F1152 1000形1652F1652
 1050形1152F1152。2012/8現在鉄道博物館のロゴが貼ってあった。
(大宮)
★ 今羽にて。こちら
★ 内宿にて。回送板。こちら
 1150F1652。2017年8月現在、かつての新幹線200系のようにクリーム色の車体に緑帯のツートンカラーに変更されている。
(今羽)
★ 今羽にて。こちら
1000形1153F1153 1000形1153F1653
 1153F1153。近鉄みたい。運転席と貫通扉の間に無線アンテナがついている。前面の方向幕が埋められている。
(今羽)
 1153F1653。
(今羽)
★ 今羽にて。こちら
2000系
2000形2101F2601  2122Fと佇む2101F2601。後ろに見えるのは上越新幹線の高架。
(丸山車両基地)
2000形2102F2602 2000形2102F2602
 2102F2102。オレンジ色。LEDは1/125以下でないと切れる。お召し列車で使用されたことがある。
(今羽)
 2101F2602。出発時に1/125で撮影。
(今羽)
2000形2103F2103 2000形2603
 2103F2103。緑。仕切窓は2枚で、夜間は遮光幕全閉となる。
(今羽)
 2103F2603。
(鉄道博物館前)
★ 今羽にて。こちら
2000形2104F2104 2000形2104F2604
 2104F2104。黄色。無線アンテナが助士側に寄せられた。
(今羽)
 2104F2604。黄色。2012/8には鉄道博物館のヘッドマークがついていた。
(大宮)
★ 今羽にて。こちら
2000形2105F2105 2000形2105F2605
 2105F2105。青。
(今羽)
 2105F2605。
(今羽)
 2106F2106。赤。(未撮影)  2106F2606。(未撮影)
2000形2107F2107 2000形2107F2607
 2107F2107。さくら色。
(内宿)
★ 今羽にて。その1 その2
 2107F2607。
(今羽)
★ 今羽にて。こちら
2020系
2000形2121F2121 2000形2121F2621
 2121F2121。2000形同様に無線アンテナは助士側に寄せられている。  2121F2621。
(今羽)
2000形2122F2122 2000形2122F2622
 2122F2122。遮光幕全閉に見えるが、実は閉まっていない。助士側にも小さい窓があるが、アンテナで前は見えない。
(今羽)
★ 丸山車両基地にて。こちら
 2122F2622。
(今羽)
2000形2123F2123 2000形2123F2623
 2123F2123。六角形のデザインが強烈。グッドデザイン賞受賞。
(今羽)
★ 今羽にて。こちら
 2123F2623。
(今羽)
★ 今羽にて。こちら
丸山車両基地
丸山車両基地 丸山車両基地
 検修庫を望む。右側の社屋は本社。後ろに見えるのは東北新幹線の高架。  特に車両は見えなかったです。
丸山車両基地 丸山車両基地
 朝の運用を終えた1151Fが停めてありました。  隣も朝の運用を終えた2107Fが停めてありました。新幹線の高架脇には同じく朝の運用を終えた1152Fが停めてありました。
丸山車両基地 丸山車両基地
 朝の運用を終えた2122Fと、この朝は運用されていなかった2101Fが停めてありました。後ろに見えるのは上越新幹線の高架。  2107FのLEDが消えているところを見ると、通電してないですかね?