京福電気鉄道 嵐山線・北野線

2017年3月12日 更新

 京福電気鉄道は、京都市内に事務所がある。
 現在は京都市内に嵐山本線、北野線、叡山ケーブル、叡山ロープウェイを運営している。

 嵐山本線は、四条大宮から嵐山を運転する。
 西大路三条駅 - 山ノ内駅間と蚕ノ社駅・太秦広隆寺駅付近が併用軌道である。
 最高速度は40km/hで、車庫は西院にある。
 2両で運転する時には、総括制御ができないので運転士がそれぞれの車両に乗務する。
 日中は10分間隔で、1時間周期で同じ編成が使われる。

 北野線は、帷子ノ辻から北野白梅町を運転する。通常平日も休日も10分間隔で3運用で回す。ネットで調べていて見つけた書き込みによれば、以下のように運用するようだ。
運用1:帷子の辻7:31〜〜帷子の辻23:27〜回送西院
運用2:西院6:05回送〜帷子の辻6:21〜〜帷子の辻20:37
運用3:帷子の辻6:51〜帷子の辻23:27〜回送西院
運用4:西院5:42〜帷子の辻5:56〜帷子の辻7:37(朝のみ運用して3番線に留置、翌日3運用へ。「留置車」と表示される。)

 全線専用軌道である。

 車両は以下のとおりである。

モボ101形:101-106の6両(103, 104未撮影)
 1929年に6両が製造された。15m級2扉の半鋼製で、車内はロングシートで、吊りかけ駆動である。1968年から台車の交換が開始され、102, 105は外板張り替え修繕工事が実施された。1975年にZ型パンタグラフに交換し、101は車体更新も実施された。1990年に冷房改造が実施されている。多客期を除いて原則嵐山本線で運用される。101, 102, 104, 106が京紫色に塗装され、105が警察ラッピング、103のみ旧塗装のままである。

モボ301形:301の1両
 1971年に2両が製造された。15m級2扉の普通鋼製で、車内はロングシートで、吊り掛け駆動である。1975年にZ型パンタグラフに交換、1990年に冷房改造された。2007年3月に302が廃車となった。朝ラッシュ時と多客期には原則モボ501形を四条大宮・北野白梅町方に連結して、嵐山方にモボ301を連結して2連で運転する。

モボ501形:501-502の2両(501未撮影)
 1985年に4両が製造された。運転台が進行方向中央に置かれ、方向幕が初めて設置された。前面窓も1枚固定式となった。吊りかけ駆動式。現在では2両のみ稼働している。乗車扉が車体中央にあるため使いづらいようで、増結用に使われることが多い。503, 504は2001年に廃車となったが、501, 502は2016年にリニューアルされ、京紫色に変更、報告幕を単色電光式に変更、ヘッドマークステーの追加、ドアの位置の変更、車内設備の更新などが行われた。

モボ621形:621-625の5両(622未撮影)
 1990年から1996年までに621-625の5両が製造された。前面窓が2枚となり、乗車扉がまた車端に戻された。吊り掛け駆動で、Z型パンタグラフが採用されている。623がくろちく、624がキネマ・キッチンのラッピングで、625にくまモンのHMがついている。

モボ611形:611-616の6両(611, 616未撮影)
 1992年から1993年に611-616の6両が製造された。番号の差違は種車の都合。吊り掛け駆動で、611-612はZ型パンタグラフが、613-616はシングルアームパンタが採用された。611がエルハウジング、612が全労済、613がおちゃのこさいさい、615が京都学園大学のラッピングとなっている。

モボ21形:26-27の2両
 1994年の平安京遷都1200年を記念し、モボ621形をベースとして登場したレトロ列車。前面は3枚窓。屋根はダブルルーフ(ダミー)。番号は625の続番で26, 27となっている。吊り掛け駆動で、Z型パンタグラフが採用されている。春と秋の土休日に行われる北野白梅町〜嵐山の直通運転にはこの形式が優先使用される。

モボ631形:631-633の3両
 1995年に製造された。台車のみ新造である。吊り掛け駆動で、631がシングルアームパンタグラフで江ノ電号、632と633がZ型パンタグラフ採用で夕子ラッピングである。

●モボ2001形:2001-2002の2両(未撮影)
 2000年に登場。カルダン駆動でVVVFインバータ制御を採用するが、回生ブレーキは装備されていない。ワンハンドルマスコンである。ロングシートを装備し、前面窓は2枚。他形式車両と混結できないため、2両運転時は2001-2002という組み合わせとなる。

●モト1000形:1001の1両(未撮影)
 電動貨車。夜間の保線作業でレールや砕石の運搬に使用される。帷子の辻駅の側線に止まっていることが多いらしい。私が行った時にはいつもいなかったけど。
モボ101形
101 102
モボ101形101 モボ101形102
 101。全列車2連となり、美人の633夕子の嵐山方に連結されて大活躍だった。
(有栖川)
 102。レア車502のペアとして嵐山方に連結されていた。
(有栖川)
★ 有栖川にて。こちら
105 106
モボ101形105 モボ101形102
 105。パトトレインラッピング車。子供たちに大人気。621とペアを組み、四条大宮方に連結されていた。
(有栖川)
★ 西院の車庫にて。こちら
 106。レトロ車27の相手として四条大宮方に連結されていた。
(有栖川)
★ 有栖川にて。こちら
モボ301形
モボ301形301 モボ301形301
 301。奇跡の復活を遂げた。この時は残念ながら運用されていなかった。
(西院)
 301。運良く623との2連の嵐山方に連結されていた。
(有栖川)

★ 有栖川にて。こちら
モボ501形
モボ501形502 モボ501形502
 502。単色LEDは1/60で撮影。この日は102と2連を組み、四条大宮方に連結されていた。
(有栖川)
 502。こちらは1/320で撮影。LEDが切れた。
(有栖川)
モボ621形
621 622
モボ621形621 モボ621形623
 621。東映太秦映画村HM付。
(有栖川)
 623。東映太秦映画村HM付。くろちくラッピング。
(有栖川)
★ 有栖川にて。こちら
624 625
モボ621形624 モボ621形625
 624。東映太秦映画村HM付。
(帷子の辻)
 625。くまモンHM付。
(有栖川)
★ 左側が625。右は615。帷子の辻にて。こちら
モボ611形
612 613
モボ611形612 モボ611形613
 612。東映太秦映画村HM付。
(帷子の辻、対向車内から)
★ 帷子の辻にて。こちら
 613。東映太秦映画村HM付。
(蚕ノ社、対向車内から)
★ 帷子の辻にて。こちら
614 615
モボ611形614 モボ611形615
 614。東映太秦映画村HM付。
(西院)
 615。東映太秦映画村HM付。
(帷子の辻)
★ 帷子の辻にて。こちら
モボ21形
26 27
モボ26形26 モボ26形27
 26。東映太秦映画村HM付。
(帷子の辻)
 27。東映太秦映画村HM付。
(西大路三条、対向車内から)
★ 帷子の辻にて。こちら
★ 西院にて。こちら
★ 有栖川にて。その1 その2
モボ631形
631 632
モボ631形631 モボ631形632
 631。江ノ電塗装。
(帷子の辻)
★ 有栖川にて。こちら
 632。夕子とは、井筒八つ橋本舗の生八つ橋である。
(帷子の辻)
633
モボ631形633  633。夕子ラッピング。
(西院)
★ 西院にて。こちら
★ 有栖川にて。こちら