関東鉄道(常総線、竜ヶ崎線)
2018年8月11日 更新
関東鉄道は京成グループの一員で、鉄道、バス、不動産事業を行っている。 鉄道部門では常総線と竜ヶ崎線がある。それぞれについて説明する。 【常総線】 取手〜下館51.1kmに25駅を有する。水海道〜取手は非電化複線で、短い駅間距離である上に朝ラッシュ時は4分間隔の時間もある等高頻度な運転を実施している。各駅停車が殆どで、乗っていて低速な印象を受けるが、1日下り7本、上り6本の快速があり、こちらは最高速度90km/hを出す等高速感がある。 車両は旧型車から新型車に移行する過程にあり、多種多様にわたっている。 ●キハ0形(全編成撮影済) キハ20系気動車の機器を流用して1982年から運用している車両。キハ001-002、003-004、005-006、007-008の4編成が運用されている。1996年に冷房化され、キハ2100形と同じエンジンに換装された。同じ時期に製造されたキハ310形より扉の窓が大きい。 ●キハ310形(311F以外全編成撮影済) キハ10形気動車の機器を流用して1977年から運用しているい車両。キハ311-312、313-314、315-316、317-318の4編成が製造された。冷房化やエンジン換装が行われている。キハ311-312は1996年に廃車され、313-314も2017/5に休車となり、2019/2に廃車となった。 ●キハ100形 1997年3月の水海道〜下館のワンマン運転化に伴いキハ300形から4両が改造され、改番されて運用されていた。なお2両はキハ2200形の投入に伴い旧形式番号に戻された。冷房装置の取付、エンジン換装も行われている。2017/1/8の撮影会をもって廃車となり、譲渡先は不明だが鉄道事業者以外に譲渡された。 ●キハ300・350形 キハ300は筑波鉄道や国鉄のキハ35系両運転台仕様の気動車16両を譲り受け、1987-1992年に改造工事が行われ、運転を開始した。ドアステップをなくし、トイレを撤去し、半自動扉装置を撤去。扉の交換、座席モケットの交換などが行われた。後にJR九州・JR東日本から片運転台仕様の気動車23両を譲り受けて、こちらも改造して使用された。現在はキハ301が水海道車両基地で保存されているが状態は良くない。キハ350は6両が在籍していたが全て海外に譲渡された。 ●キハ2100形(全編成撮影済) 1993-1996年に新潟鐵工所で12両が製造された。久しぶりの完全新造車で、最高速度は95km/hの性能を誇る。自動空気ブレーキ、自動進段装置を装備し、ボルスタレス台車が採用された。片運転台で2両編成で使用されている。2101-2102、2103-2104の2編成は方向幕であるが、2105以後の2-3次車編成では方向幕がLEDが採用されている。このLEDは1/60でないと切れるので、撮影が困難。2105-2106、2107-2108が2次車、2109-2110,2111-21112が3次車である。 ●キハ2200形 1997年より運用開始。4両が製造された。2100形を両運転台化して単行運転に対応させた。側扉は真ん中のみ両開きとし、両端は片開きとしてワンマン運転に対応させた。主に水海道〜下館で運用されるが、快速で守谷まで来たり、日中取手に出てくることもある。稀に2両連結して2連運用に入ることもある。 ●キハ2300形(全編成撮影済) 2000-2002年に2両編成5本が新潟鐵工所で製造された。電気指令式ブレーキ、変速機自動切り替え、駅名案内装置(LED)などが設置された。ドアチャイム、ED装置、列車選別装置などが後になって追加された。 ●キハ2400形 2004年〜に6両が導入された。新潟鐵工所が製造した。キハ2300形の両運転台仕様である。主に水海道〜下館で運用されるが、快速で守谷まで来たり、日中取手に出てくることもある。稀に2両連結して2連運用に入ることもある。 ●キハ5000形(全編成撮影済) 2009年〜に4両が導入された。キハ2300形やキハ2400形と総括制御が可能である。新潟トランシスが製造した。最新型環境対応エンジンを搭載している。主に水海道〜下館で運用されるが、快速で守谷まで来たり、日中取手に出てくることもある。稀に2両連結して2連運用に入ることもある。 ●キハ5010形(全編成撮影済) ディーゼルエンジンを環境に良いものに交換し、戸開閉予告等やLED照明を採用した。2両が運用されている。 ●キハ5020形(未撮影) 2019年に2両導入。荷棚受けの形状変更、屋根のステンレス化、前消灯の位置が上部に変更され、他車との区別がつきやすい。 ●DD502形 1956年製造。かつては旅客列車、貨物列車、工事列車を牽引してた。現在は休車で、水海道車両基地に保管されている。 【竜ヶ崎線】 佐貫〜竜ヶ崎4.5kmに3駅を有する。車両の特徴としては全ての駅が竜ヶ崎方向に向かって右側に設置されているので、運転席も同じように右側にある。 ●キハ532形 1981年に新潟鐵工所で完成した。キハ20の機器を流用し、後に冷房改造も行われた。現在では土曜日の9-14時台の列車で運転され、キハ2000が定期検査の時はキハ2000と連結して朝夕のラッシュ時に2連で運転される。 ●キハ2000形 1997年に新潟鐵工所で2両が製作された。常総線の2100形をベースに運転台が竜ヶ崎方向で右側に設置され、半室構造となった。朝夕のラッシュは2001+2002の2連で運転されるが、それ以外は単行で運転される。毎日どちらかが終日運用される。日曜日は原則2002が運用される。 2001:コロッケトレイン。 2002:まいりゅう号。(龍ケ崎市のキャラクター竜をイメージしたもの) なお毎年1日だけ、とりで利根川花火大会の日の夕方以後に3〜4連運転を実施します。2018年に撮影しました。その記録を特集しました。旧型車6編成フル稼働の上に、2100形は幕車+LED車、2200形3連、2301F+2400形2両、5000形4両と、5010形以外総出演という普段あり得ない展開に感動しました。 多数写真を追加しました。 |
常総線キハ0形 | |
001F | |
001。朝陽を浴びて水海道へ向かう。方向幕は「水海道乗り換え下館」となっている。 (寺原) ★ 寺原にて。こちら ★ 水海道にて。こちら ★ 取手にて。その1 その2 その3 ★ 守谷にて。その1 その2 ★ 取手にて幕回し。新守谷 水海道 下妻 下館 臨時 回送 試運転 守谷 快速取手 快速水海道 快速下妻 快速下館 快速守谷 水海道のりかえ取手 水海道のりかえ下館 |
002。旧型車は平日の朝ラッシュ以外はなかなか捕捉できないそうだ。 (寺原) ★ 寺原にて。こちら ★ 寺原にて。006と並ぶ。こちら ★ 守谷にて。こちら |
001F | |
003。方向幕の2103と並んだ。 (寺原) ★ 守谷にて。その1 その2(2303と並ぶ) |
004。 (守谷) ★ 寺原にて。こちら ★ 守谷にて。こちら |
005F | |
005。 (水海道) ★ 水海道にて。こちら ★ 朝陽に向かって走る。寺原にて。こちら ★ 守谷にて。こちら |
006。 (南守谷〜守谷) ★ 寺原にて。こちら ★ 寺原にて。002と並ぶ。こちら ★ 守谷にて。その1 その2 |
007F | |
007。朝方は乗務員によって遮光幕が1〜3枚閉まっていることがある。 (守谷) |
008。 (守谷) ★ 守谷にて。こちら |
常総線キハ310形 | |
313F | |
313。一番右の車両。2017年5月27日のイベント運転後動いていない。スイッチャーに連結されて1両になっていた。 (水海道車両基地、車内から) ※2019/2に廃車となりました。これまでのご活躍に感謝します。 |
314。左から2番目。オレンジ色のスイッチャーに連結されていた。 (水海道車両基地、車内から) |
315F | |
315。取手で停車中に幕回しが始まり、途中から慌てて撮影。 (取手) ★ [快速|水海道]、[快速|下妻]、[快速|守谷]、[水海道のりかえ|取手]、[水海道のりかえ|下妻]、[水海道のりかえ|下館] ★ 水海道にて。こちら ★ 守谷にて。こちら |
316。 (守谷) ★ 取手にて。こちら ★ 寺原にて。こちら |
317F | |
317。幕回し中。 (水海道) ★ 寺原にて。こちら ★ 水海道にて回送で発車。こちら |
318。 (新取手付近。車内から) ★ 寺原にて。その1 その2 ★ 水海道にて。回送。こちら ★ 水海道車両基地にて。一番右側の編成。こちら |
常総線キハ2100形 | |
2101F | |
2101。行き先が方向幕式である。 (寺原) |
2102。 (寺原) ★ 新守谷にて。こちら |
2103F | |
2103。方向幕装備の新旧車両が並んだ。塗装が変更された。 (寺原) ★ 寺原にて2309と並ぶ。こちら ★ 守谷にて。その1 その2 |
2104。塗装が変更された。 (寺原) ★ 守谷にて。こちら |
2105F | |
右が2105。左は5003。2105より方向幕がLEDに変更された。LEDは1/80以下でないと写らない。塗装が変更された。 (水海道) ★ 取手にて。こちら ★ 守谷にて。その1 その2 その3(2307と並ぶ) |
2106。塗装が変更された。 (南守谷付近、車内から) ★ 寺原にて。こちら ★ 守谷にて。その1 その2 ★ 水海道にて。こちら |
2107F | |
右が2107。2307と並ぶ。塗装が変更された。 (守谷) |
2108。(未撮影) |
2109F | |
2109。塗装が変更された。 (新守谷) ★ 守谷にて。その1 その2 |
2110。塗装が変更された。 (新守谷) ★ 守谷にて。こちら |
2111F | |
2111。塗装が変更された。 (寺原) |
2112。塗装が変更された。 (寺原) |
常総線キハ2200形 | |
2201 | 2202 |
2201。2018/8/11の花火臨時ダイヤで3連の先頭になった。塗装が変更された。クリーニング専科のラッピング及びヘッドマーク付。取手寄りから2201+2202(クリーニング専科)+2204。 (寺原) |
2202。栓以外は2100形と一緒に見える。塗装が変更された。 (水海道) ★ 2202。水海道にて。こちら |
2203 | 2204 |
2203。塗装が変更された。 (下館) ★ 守谷にて。快速でやってきて折り返す。その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 ★ 下館にて。こちら |
2204。 (水海道車両基地、車内から) |
常総線キハ2300形 | |
2301F | |
2301。 (寺原) ★ 守谷にて。その1 その2 |
2302。 (守谷) ★ 寺原にて。こちら ★ 守谷にて。こちら |
2303F | |
2303。 (寺原) ★ 寺原にて。こちら ★ 守谷にて。その1 その2(003と並ぶ) |
2304。 (寺原) ★ 守谷にて。こちら ★ 新守谷にて。こちら |
2305F | |
2305。塗装が変更された。 (寺原) ★ 水海道車両基地、車内より。こちら |
2306。塗装が変更された。 (守谷) ★ 寺原にて。こちら |
2307F | |
左が2307。2107と並ぶ。塗装が変更された。 (守谷) |
2308。塗装が変更された。 (守谷) |
2309F | |
2309。 (取手) ★ 寺原にて。その1 その2 ★ 守谷にて。こちら |
2310。 (小絹〜水海道、車内より) ★ 取手にて。こちら ★ 寺原にて。その1 その2 ★ 守谷にて。こちら |
常総線キハ2400形 | |
2401 | 2402 |
2401。2018/8/11の花火ダイヤで4連の先頭に立った。5000系同様の塗装に変更された。。先頭から2401+2402+2301F。 (寺原) |
2402。(左の写真の前から2両目) |
2403 | 2404 |
2403。(未撮影) | 2404。「快速」表示なのだが・・・・爆煙を噴きながら高速で通過する。 (新守谷) ★ 新守谷にて。その1 その2 |
2405 | 2406 |
2405。水海道車両基地で昼寝中。 (水海道車両基地、車内より) |
2406。水海道車両基地で昼寝中。 (水海道車両基地、車内より) |
常総線キハ5000形 | |
5001 | 5002 |
5001。日中の単行運用で出区した。2100/2200形ライクな顔に戻ったが、 (水海道) ★ 石下にて。こちら |
5002。快速守谷行でやってきた。 (水海道) ★ 水海道車両基地にて。こちら |
5003 | 5004 |
5003。水海道〜下館の運用に入っていた。窓枠の色とスカートが5002までと変更されている。 (水海道) ★ 水海道にて。その1 その2 ★ 大田郷にて。こちら |
5004。 (水海道) |
5010形 | |
5011 | 5012 |
5011。5000形と塗装が違うのでイメージは変わった。 (水海道車両基地にて、車内から) |
5012。日中は取手にもやってくる。 (水海道) |
竜ヶ崎線キハ2000形 | |
2001 | 2002 |
2001。前面が2300形のような塗装である。現在はコロッケトレインとして運転されている。 (竜ヶ崎) ★ 竜ヶ崎にて。その1 その2 ★ 車内の様子。こちら |
2002。2001と前面の塗り分けが異なる。この日は車両区で整備中だった。 (竜ヶ崎) ★ 竜ヶ崎にて。その1 その2 その3 |
常総線キハ532形 | |
532。前照灯が上部にある。 (竜ヶ崎) ★ 竜ヶ崎にて。その1 その2 |
2018年8月11日 とりで利根川花火大会臨時輸送 | |
001F+005F | |
001。4連の最後尾。車掌が乗務しているのと、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) ★ 寺原にて。爆煙を噴いて取手へ向かう。その1 その2 |
006。4連の先頭に立った。006-005+002-001という組成だった。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) ★ 寺原にて。こちら |
002。車内から連結部を望む。 | 002。運転士側は室内から扉で仕切る。 |
002。助士側は正面の貫通扉で閉めるが、御覧のように完全に閉まらない。 | 運転台を撮影。 |
通路から運転台を撮影。 | 助士側。殆ど機器はない。 |
隙間から助士側を撮影してみた。 | 002と005の連結。 (取手) |
003F+007F | |
008。4連の先頭に立った。008-007+004-003という組成だった。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) |
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315F+317F | |
316。4連の先頭に立った。316-315+318-317という組成だった。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) ★ 寺原にて。こちら |
317。4連の先頭で水海道へ向かう。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) ★ 寺原にて。4連の一番後ろ。その1 その2 |
315と318の連結。 (寺原) |
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2103F+2105F | |
2104。4連の先頭に立った。2104-2103+2106-2105という組成だった。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) |
2105が4連の最後だった。2204と並ぶ。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) |
2103の車内から連結部を望む。 | 運転席側は車内側から仕切っている。 |
助士側は引き戸で仕切っている。 | 少し暗いが運転席。0形と比べるとJR201系のような運転台である。 |
助士側。 | 通路から運転席を撮影した。 |
2201+2202+2204(3連) | |
2201。クリーニング専科ラッピングとヘッドマークがついていた。2201+2202+2204という組成で、2202もクリーニング専科仕様だった。3連は1往復のみの運転だった。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) |
3連の最後が2204だった。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) |
2401-2402+2301F | |
2401。5000形のような塗装なので目立つ。2401+2402+2302^2301という異形式混合組成だった。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) |
2301。4連の最後だった。、「ワンマン」表示がないところに注目。 (寺原) |
2302の車内から連結部を撮影。 | 運転席側は室内側から仕切る。 |
助士側は仕切戸で仕切る。 | 運転席。2200形よりメーターが1つ少ない。 |
パネル周りが変わっている。 | |
2402。ワンマン用運賃表示器に注目。 | スモーク色の遮光板がある。運転室の仕切り板は、通常運転士の後ろ側に収めている。 |
助士側。何と入れる。 | 助士側。重要な機器はいじられないようにカバーに収められている。遮光幕は横引きである。 |
2402。下館側先頭車。機器ボックスが大きい。後ろに遮光幕が隠れている。 | 運転席。 |
5001+5003+5002+5004 | |
5001。圧巻がこれで、5000形全車連結の4連だった。前から5001+5003+5002+5004という組成だった。いばラッキーラッピングの5002が先頭に来て欲しかった。 (寺原) |
5004。4連の最後尾に連結されていた。 (寺原) ★ 寺原にて。水海道行の先頭。こちら |
5002。いばラッキーラッピング。中間だったが撮影した。 (寺原) |
5004と5002の連結。 (寺原) |
5002と5003の連結。 (寺原) |
5003と5001の連結。 (寺原) |
4連運転実施 | |
直接関係ありませんが・・・・寺原駅の前にあるJRバス関東の車庫。洗車機がある。 | 4両先頭位置の掲示がある。もっと長い編成が過去に走っていたのだろうか? |
もっと背景がボケるレンズが欲しい(笑)。 | お客様が線路に転落しないようにパイロンを立てていた。取手駅にて。 |
4両編成が写った証拠。取手駅にて。 |