12年間使ったシャープの「見楽る」が、朝液晶パネルが点灯しなくなってただの電話機に成り下がってしまいました。
既に2年前にいくらクリーニングしても印刷できなくなり、老朽化が始まっていましたが、スキャナは使えたので継続使用。ファックスは受信したらパソコンに画像で転送できるため、それで十分使えていました。
しかしパネルが点灯しないと、留守番電話の消去もできないため、買い換えを決断しました。
現在、家庭用のインクジェット複合機タイプのFAXはBrotherしか発売されておらず、旧製品のおやすみ電話機能付にするか、どこにでも置ける無線FAXにするかで悩みましたが、新しいもので!ということで、MFC-J907DNを購入しました。
今回のMFC-J907DNもPC-FAX機能がついており、紙の無駄を防げる。また受信データのパソコンへの転送、スマホへの転送もできる。CDレーベル印刷機能、ADFも搭載されており、なかなか便利。排紙トレイがぺらぺらですぐにばきっ!と壊れそうなので注意。黒インクは顔料なので文字がきれいに印刷できる。インクも4色で4,000円しないので、コストパフォーマンスも良さそうだ。そして無線FAXということで、家のどこにでも置いておけるのもGood。使う人間が自分の部屋に持って行って使えば良い。
但し、大変なこともあった。それはソフトウェアが最初インストールできなかったのである。当方はWindows10 1809だが、最初「オブジェクト参照がオブジェクトインスタンスに設定されていません。」と表示されて、一部のソフトとドライバのインストールが行われなかった。PC-FAXもインストールされず、これでは困る。メーカーに質問して詳しい回答をいただいたが、指示されたフォルダがなくて一度は諦めかけた。しかし、多分?と思って、削除しろと書かれたフォルダを自分で作り、そこでインストールしてみたら無事に成功した。つまり、インストーラーがフォルダを作る権限設定で不具合があると考えられる。Windows7マシンには問題なくインストールできたので、ドライバやソフトウェアがWindows10に対応していても、いんすとーらーが対応できていないようだ。もしかしたら最初のWindows10にはインストールできたが、バージョンが上がってからできなくなっているのかもしれない。Windows10自体が根幹の権限設定などをいじっている証拠だが、ちょっと検証が足らないと思う。
この機種であと思うのは、電話帳登録がパソコンからできるが、本体から子機への転送が面倒で、一度に20件まで。また子機の電話帳データは1件ずつしか削除できない。調子こいてたくさん登録すると、後が大変そう。それからおやすみ電話を復活して欲しい。一時期Brotherのファックスには搭載されていたが、コスト削減なのか?採用されなくなってしまった。残念だ。